昨年の10月に南アフリカのケープタウンに宿泊して、ケープ・ペンギンを見に行った時に、ほわほわの毛がいままさに抜け変わるペンギンに何匹も遭遇しました。何気なく写真を撮ったのですが、これはとても貴重な写真。なぜなら時期といい個体といいそういつもはいない。それになかなか南アフリカまでは行けない。
頭の辺りと手、それに尻尾の先に残っているホワホワな羽が愛らしく、背中の部分はすでに大人の逞しさが感じられます。羽が落ちていたら拾いたいくらい。
ペンギン基金による著書『ペンギンのＡＢＣ』（河出書房新社）によると、ヒナの時期を過ぎた、この少年、少女期のペンギンの状態をジュブナイル（juvenile)というのだそうです。
