姉とのイギリスの旅 9

7月30日(土)

パディントン駅到着の前、
「これから予定のキーツの館、かなり遠いのでタクシーで行ってぎりぎりになる可能性があるのよね。というのは今日はロンドン市内で大きな規模の自転車レースが行われて、まだ規制線がはられて渋滞や通れない可能性があるので時間の予測ができないのよ」
と、柏尾さん。今迄何回もトライしているのですが、日程や時間などで訪問できず。こうなるとまた次回にとさっぱりあきらめました。

「グリーンパークきれいよ」
と柏尾さん。
「ハルさんバッキンガム・パレスをもう一度みてからは?」
と、姉。
「うーん、それだったら、ケンジントンパレスのサンカン・ガーデンを久しぶりに見たいわ」
「それはいいかもしれないわね。ダイアナさんが亡くなって20年でいろいろと行われていると思うわ」
と、柏尾さん。

 

というわけで、タクシーでケンジントンパレスへ。
反対側の入口でおろされて移動しました。
ティールームが見えてきました。そこを曲がり右に進むと、庭園があります。


振り返ると、月桂樹などの美しい刈り込みの並木。



ダイアナさんが亡くなられて20年、そのためになんとサンカン・ガーデンの植え込みは、外周はのこして白花に替えられていました。
プレートには、白いワスレナグサの花が描かれています。



まあ、なんて素敵なことでしょう。大好きなホワイト・ガーデン。



背景にケンジントン・パレス。
コスモス、ラヴァテラ、アガパンサス、フロックス、アナベル、ニコチアナ、ロベリア、ガウラ、ユリ、クリナム、シュウメイギクなどが咲き誇る、まさにメモリアルに相応しい庭園でした。



手前に愛らしいメンドリ、オンドリ?のトピアリーがありました。


素敵な庭に、感動感激する姉と私。






ケンジントン・パレスで行われている、ダイアナ元妃の催事が是非観たくて、中に入りました。



ヴィクトリア女王などの部屋もありました。




ダイアナ元妃のものはその当時お召しになっていた洋服とその写真により構成されていました。
どの服も見覚えのあるもので、ご活躍なさっていた頃のことが目に浮かびました。

皆さん熱心にご覧になっていました。




ケンジントンパレスの横を通り、外へ出てタクシーを拾いました。
20年前花束や人々で埋め尽くされた場所でした。




(中華街で夕食)

久しぶりのこのお店、ずーと以前夫とロンドンに滞在した時も、柏尾さんがここに案内して下さったのでした。私は自著のための取材で柏尾さんにお願いして庭めぐり、その後ロンドンで夫と合流したのでした。


 
クリスピーアロマティックダッグと、ロブスターの焼きそば。それに青菜炒めも。
1989年出版の主婦の友社の共著「ハーブ&ポプリ英国風の楽しみ方」の撮影の時、
「カメラマンのOさんに、北京ダッグではなくてこのクリスピーアロマティックダッグを教えてもらったのよね」
と、姉。
そんな懐かしい話や、先程見たばかりのホワイトガーデンの話など、尽きません。
ジャスミンティーが美味。


「やはりしめの杏仁豆腐は食べたいわね」
大量なので一つをシェアー。


中華街を抜けて、タクシーを拾い、ホテルへと向かいました。
柏尾さんのおかげで、安心の旅です。(続く)