(2013年はオレンジ色)
ストラトフォード・アポンエイヴォン〜クロヴェリー〜ペンザンス〜マウゼル、ニューリン、ラーンズエンド、セントアイヴス〜ペンザンス〜パディントン〜ロンドン
9月19日、成田にて。
「素敵!」と、お互いのオレンジ色ファッションを褒め合う。
12時間余の飛行の間、ずーと話し続ける。姉妹なので話題が尽きない。エンドレスの嬉しい時間。
ヒースローに到着。
柏尾さんが出迎えてくれ、チャーターした車で、ストラトフォード・アポンエイヴォンのシェイクスピア・ホテルへ。到着して食事。その後私は柏尾さんと少し散歩。満月がきれいだった。
今まで別々に度々訪れていたシェイクスピア・タウンだが、一緒は1988年に取材旅行した『ハーブ&ポプリ英国風の楽しみ方』(主婦の友社)以来のこと。
私の始めては1986年のことでした。
姉は『シェイクスピアの香り』(東京書籍)、『今に生きるシェイクスピア』(千早書房)、『シェイクスピアのハーブ』(誠文堂新光社)などのシェイクスピア関連の著書が多数あり、貴重な今は亡き熊井啓の写真と姉の文による『シェイクスピアの故郷』(清流出版)もあります。シェイクスピアの妻アン・ハサウェイを主人公にした小説『シェイクスピアの妻』(春秋社)は傑作です。
そんな姉と共に訪れるシェイクスピア・タウン。生き字引がいてくれるようで頼もしい。
街中の美しいハンギングバスケットの前にて。一年ぶりに柏尾さんに会えてうれしい。
シェイクスピア関連の場所をくまなく歩く。
まずは懐かしいバースプレイスに行く。
秋の花真っ盛り。ハーブも豊か、バラが盛り。
メドラーやクインスが実っている。
ガーデナーさんがいたので、いろいろと質問する。
ニュープレイスの庭へ。
コリウスが目立つ。ノットの材料の一つウォールジャーマンダーの花がきれい。
まわりの生垣のドッグローズの実が美しい赤。
医者のホールズクロフトは、シェイクスピアの娘スザンナの夫で、館も庭も素晴らしい。
庭には何年も前にハーブガーデンが出来て、いっそう整った。
当時ハーブを採ってきて使用したので、その調合の部屋や、当時のままにパーキンソンのハーブの本も置いてある。
驚くことに、ずーと長い期間、隣りの家と間違えられていたメリーアーデンの、本物の家を見に行く。
広大な敷地に、当時の様子がしのべる様々な状態のものがあった。当時の動物がいろいろ飼われていて興味深かった。
シェイクスピアの妻アン・ハサウェイの館。
リンゴ園には果実がたわわに実り、その横には、ラヴェンダーの咲くメイズがあった。
アン・ハサウェイの館の道をへだてたレストランはいつか行きたいと思っていた場所。
トゥデイズスープと食後の御菓子も。
スカーフ止めはワイヤにガラス玉を通した手作り作品。
この後、姉のお友達の家を訪ねご一家と会う。姉嬉しそう。
帰りにバンクロフト・ガーデンを訪れてシェイクスピアの像や庭園や川を鑑賞。
新しくなったタワーを見学に行く。
タワーから全体を眺める。姉がかつて泊まったというホテルの庭が見えた。
ロックガーデンから整形式に様変わりしているとのことなので見に行く。
素敵なホテルに格上げされていた。
ホテルに戻り、お洒落してから、シェイクスピア・シアターに出かける。
『ALL`S WELL THAT ENDS WELL』鑑賞。
クロヴェリー到着。
タクシーでバーミンガムへ。バーミンガムからエクスターまで2時間4分、エクスターからバーンスタプルへは1時間10分。その後タクシーで45分程のクロヴェリーへ。
いつか行きたいと思いながら車で行く場所と聞き2年過ぎ、めげずに電車とタクシーで行く方法を研究し、柏尾さんに相談。
バーミンガム、エクスター、バーンスタプルーと、道筋を見つけていただいた。
クリスティーヌ・ハムリンがロンドンで出版社をおこして成功。自分の領地のクロヴェリー領に傾注。1905年から今の佇まいにつくった。アーツ&クラフツ運動の一成果・・・といかに素晴らしいかを教えて下さったのは林望氏。花々の美しさも格別とのことで、夢が膨らむ日々が過ぎて行ったのでした。
ついに来たかと思うと、感無量。
向こうに見えるのは海です。
期待通りの風景で気に入りました。
美しい小石の道!これはこの街を作る時村人たちが皆で海から石を一つずつ選んで敷きこんだとのこと。
とてもきれいな石の道。でもすべりやすくつい足に力が入る。
海辺まで行き、小石を拾う。なんと白蛇の模様の石を見つけた。縁起が良いなー。
帰りに、ミルクティーとキャロットケーキで一息つく。
イギリスで飲む紅茶って、いつもいつも美味しいのよね。
午後5:15がクローズなので、あわてて坂を上り入口へ。
先に柏尾さんと姉。
私はもっともっと写真撮りがしたいなー。
ホクシャ、ロニケラ、パンジー、アジサイ、ナスタチウム、レッドバレリアンなどが咲いていた。(続く)