イギリス&フランスの旅日記2014年5月・・・9

いよいよペンザンスからロンドンへ出発の日です。
ペンザンス発09:47パディントン到着が15:31ですので、5時間44分という長旅です。

朝はこの服装にしようと決めて朝食。

ところが暑く感じ、出発直前にこれに変更。
姉に
「よく替えるわねえ」
と、感心されました。

ペンザンス駅にて。
昨年より、この小さなキャリーケースにしました。
これですと、電車の乗り降りの時に、自分で持つことが出来るのです。
これでも、使わなかったスカーフや洋服がありましたので、荷物はもう少し減らせそう。
ずっと昔の旅の時の、なるべく大きなスーツケースというのが、今では考えられません。

姉はもっと荷物が少なくて、キャリーケースも使いません。
たったこれだけの荷物なんですよ!
「今回、まだ減らせると思ったわ」
と、姉。
そのこだわりの姿に、「学ぶところ大いにあり」です。


右側はこれからスコットランドエジンバラへ行く電車です。
それもまた楽しいでしょうね。
左側に停車しているのが、我々の電車です。
チケットはすべて柏尾さんが手配して下さっているので、何の心配もありません。

駅構内にあったタイル絵。

予約の方々が次々とやってきます。




音もなく発車して、電車はすぐにスピードをあげて。
バイスクル・ロードでは自転車に乗る姿が。
波打ち際を歩く人もいます。
そして海の向こうには、セント・マイケルズ・マウントが小さく見えます。
なんとも、心惹かれる島です。
ずっと見ていたい!
でも電車は海辺からもっと内側を走るために、あっという間に見えなくなりました。



コーンウォールが終わりの場所。

途中、柏尾さんと、お昼のための紅茶を買うために移動しました。
こんな感じに売っています。

エストベリーの手前の白馬を撮ろうと電車の窓よりの席に移動。
「上手く撮れなかった。春さんはきっと撮れたと思ったけど、どう?」
と少し離れた場所で白馬の姿を待ち構えていた姉が帰ってきました。
おもわず絶句。
ほんの少しの間、柏尾さんとお話していたのです。
その間に通り過ぎてしまったようです。
アー、がっかり。
ところが、ウエストベリーを過ぎてしばらくすると、
今度は左側に、
なんと、もう一頭の白馬がいるではありませんか。
夢中でシャッターを切りました。
「良く見付けたわねー」と、姉。



パディントン駅に到着致しました。

パディントン・ベアー、コンニチハ。
昨年はこの上のホテルに宿泊しましたが、
今年は、ユーロスターに乗るために、セント・パンクラス駅近くの、
セント・パンクロスホテルを見つけていただきました。
そのホテルにタクシーで行き、チェックイン。

その後、
「明日のためにそこまで歩いてみましょう」と柏尾さん。
セント・パンクラス駅まで、およそ10分ほどの距離を歩いて確かめました。
明朝はこの駅で柏尾さんと待ち合わせです。
そして再度タクシーに乗り、バッキンガム宮殿へ。

一昨年、バッキンガムのお城の中を入場して見学したのですが、
この外にある見事な庭の華やかさにも感動したのでした。
はたして、毎年、同じ植物が選ばれるのでしょうか。
それを是非確認したくてでかけたのです。

バッキンガム宮殿前の花壇は、今植え込みの最中でした。
翌日でしたら、すべてが植え終わっていたでしょう。
紐がはられてそばに行かれないようになっていましたが、柏尾さんが話してくださりOKということで、そばまで行って撮ることが出来ました。
前回と同じ、そして、昨年通りかかった時にも見た、赤と青の花の組み合わせでした。
考えてみると、赤と青、イギリスの国旗の色なんですよね。
まさにこのお城の庭にふさわしい色彩だなあと思いました。
青はサルヴィアの仲間、赤はペラルゴニウムとバラ。一昨年訪ねたのは9月でしたが、そこにヘリオトロープの紫色が加わっておりました。
今は苗の状態なのかもしれません。
旅人として何気なく見た庭。でもこうして追って見続けると、いろいろと見えてくるなあと思いました。


中華街に行き、いつものロブスター入りの焼きそばを食べました。
もう十数年前、夫とロンドンで過ごした時、柏尾さんに案内していただき、ここでこの焼きそばを食べたことがあります。
帰宅して、「あそこで食べたのよ」と、報告しました。
昨年一匹だと少なかったと、今年は2匹にしたら、多すぎて食べられず、
お持ち帰りとなりました。一緒に注文したブロッコリー炒めが美味しかったです。
この後、車で40分ほどの柏尾さんのご自宅をいつものごとく訪問しました。
今年は5月ですので、9月とは違う花が庭にいっぱい咲いていました。
ハーブや野菜の苗がスクスク育ち、スイートピーの花が咲いていました。
いつも、眺めるのが楽しみなお庭です。
音楽を聴きロウソクの揺らめく光を眺めながらのほっと寛ぐ時間でした。
このまま居ついてしまいたいような素敵なお家です。
でも明日もあることですし、早めにおいとまいたしました。