旅装にテーマカラー・・・姉熊井明子との旅2013年はオレンジ色(2の2)


姉のこの年のオレンジ色の毎日の服装計画。
これには、さすが!とびっくり。
私はおよその計画でバッグに詰め込み、朝のお天気と気分でささっと決め、寒かったり暑かったりですぐに着替えたり脱いだりもする。


(ザ ロイヤルホテルにて)

クロヴェリー見学の後、タウ川のほとりのホテルに宿泊。
かつて石炭を積んだ汽車でロンドンからやってきた裕福な人々たちが逗留して楽しんだホテルがあちこちに残っているそうだ。それらは終着駅にあったものでここもその一つ。
その古き良き時代のホテルや石炭貯蔵庫、線路跡が、残っている。
柏尾さんが見つけて下さるホテルはいつも素敵。


夕飯はおしゃれして。
お客は皆お洒落して楽しんでいる。これもエチケットの一つか。 

私のスカートはリバーシブルで便利。


夕飯後、隣りに流れるタウ川のオールドブリッジを渡りホテルのパンフレットに出ていた、この風景を見学に。
満潮となりみるみる水かさが増えてそこに橋が映りこみ、雲間から見え隠れする満月も相まってただならぬ雰囲気。恐ろしい感じすらする。


翌朝ホテルロビーにて。


ローズムアー見学の後は列車でペンザンスに移動する日なので、荷物をまとめ出発。



RHS(英国王立園芸協会)のローズムアーへでかける。私は96年に一度訪れていたので、木々の生長ぶりに驚いた。小さな苗木が立派な生垣になっていたし、すべてがワンランク上の見ごたえのある素晴らしい庭園に生長していた。
読売新聞夕刊の『桐原春子のはな紀行』2015年9月で取り上げ、RHS本部の担当者にお褒めの言葉をいただき、とても嬉しかった。



ホットカラー・ガーデンが新しくできていた。
赤、オレンジ色、黄色、緑色、紫色。すべてが調和し、ホット!
「ひと月前はもっときれいだったわよ」
と、隣のご婦人が話してくれた。






バーンスタプルからエクスターで乗り換えペンザンスまでは5時間の旅。ペンザンスのホテルに到着前に、姉はセントアースで降りてセントアイヴスのお気に入りの定宿へ。



私は前年のホテルにお風呂が無く、3階でエレベーターがなく荷物が大変だったので今回は違う所にしたいと、ネットで調べて見つけたのがこのペンザンス・ホテルだった。

ジェリーはこの時16歳。

「猫がいて庭があり、セントマイケルズマウントが見える」という宣伝文。
ペンザンス駅から歩いて行くことが出来る。即決定。
そしてペンザンスから歩いているうちに柏尾さんが、
「あら、もしかして20年前に友人と泊まったことのあるホテルかもしれない!」
素敵なサプライズで二人で感動。
名前がかわり中味はリニューアルされてとても素敵になっているとのこと。



翌朝23日は
タクシーで終日コーンウォールを巡る。

抱いても良いとのことなので朝またまたジェリーを抱っこ。
ふわふわしていて心地よい。我が家のモヤとは又違った毛ざわり。


姉、タクシーで合流。




まずはセントマイケルズマウント。10:10に着いて満潮で道がない。



ボートで3分で島に到着。




この後館の中に入る。




とても美しい教会。映画『十二夜』に使われた教会。



帰りに、
「大岩の前で海をバックにして撮って」



帰りは干潮で道が渡れた。旅の前に松山在住の井上泉さんがおしえてくださった黄色のミニミニ貝をいくつも見つけた。前回は目にとまらなかったのに・・・不思議。



マラザイアンのキングスアームでお昼を食べてからタクシーで、マドロンの泉、ニューリンのアートギャラリー、マーゼル、ナイン・メイドンズ、ミナックシアター、ポスカーノの浜辺、ラーンズエンドなど巡り6:30にホテルに到着。


コーンウォールは古代の石の遺跡が残っている不思議な場所だ。
ナイン・メイドンズは、19の石が円状に並んでいる。



ミナックシアターは今回は全体を見るのみ。強風が吹きすさぶ。
これから左に少し見える砂浜におおまわりして行く。




昨年は急斜面を下りてゆくのをやめた。
今年はずーとまわり、安全な道を通り海辺に行った。
右隅にミナックシアターが少し見える。
この頃は鍵がかかっているが、以前は観ることのできた、ミナックシアターを造り上げた、ロウィーナさんの大変な作業の合間に寛いだらしい建物もある。
「あなたにここを見てもらいたかったのよ」
と姉。
「連れてきてくれてありがとう!」

貝はあまり見当たらなかった。



3回目のラーンズエンド。
果ての果て。





明日はロンドンなので、姉もこのペンザンスホテルに宿泊。





「ハルさん、朝日がセントマイケルズマウントの横から上がってくるわよ」
姉が教えてくれて、あわててカメラ持参で姉の部屋へ。
姉の部屋はシービューのGood room。





24日、ペンザンス10:00発、ロンドン パディントン15:21着。
パディントンベアーの横エスカレーターの先に宿泊のヒルトンホテルがある。
チェックインしてから、ロンドンのど真ん中にある、庭園ミュージアムへ出かける。

相変わらず素晴らしい庭園だ




ハットフィールドのソルズバリー侯爵夫人がデザインしたノッテットガーデン。
初めての時はその侯爵夫人が電話して下さり訪れたのだった。




映画『クレアモンドホテル』撮影の場所など見てから、タクシーで中華街へ(ロブスターの焼きそば、ブロッコリーのスティック、オレンジ、杏仁豆腐)。
その後車で30分程の柏尾さん宅へ。

25日ロンドン発 
26日成田着。

(オレンジ色 了)