姉とのイギリスの旅 6


イギリスの旅、地図に場所を示しましたので、参考になさって下さいね。
A・・・ロンドン B・・・サウザンプトン C・・・ワイト島 D・・・レディング
E・・・ペンザンス F・・・セントアイヴス G・・・ミナックシアター



7月29日(日)
朝焼けの後、出発の頃には小雨が降り始めました。
「朝焼けだとお天気が悪いというわね」
と、柏尾さん。
本日は丸一日、コーンウォールのいつもの場所をまわります。




ホテルでの朝食はきめ細やかにいろいろのものが。
この他に暖かなものが注文できハードボイルドエッグを。




土・日曜日でタクシーは一か所しかだめなので、バスに乗りペンザンス駅まで行きタクシーをチャーターしました。
さー、今日はどこへ?
ミナックシアターとラーンズエンドは決まっていますので、あと一か所をどうするか・・・


「雨なので、遺跡はちょっと無理ね」
と、姉。
「大雨になったら新装なったテイトギャラリーもいいわよね」
と、柏尾さん。
もう7回目なので、庭園はほとんど見ています。
ナショナルトラストはもう見ていますし、初めての庭園は昨年のように無くなっていたものもあり、不安があります。
躊躇していると、
「一か所くらいは初めての場所を見た方が絶対にいいわよ」
と、姉。
そこでペンザンスの観光案内の地図に掲載されていて、昨年行かなかった樹木園に行くことにしました。



(TREWIDDEN GARDENS)

この羊歯の木の林が有名な庭園のようです。
うっそうと茂る様子は、始祖鳥が潜んでいるようで迫力がありました。
小雨模様で全体に暗いです。
どこからかこんなお天気には不釣り合いな、幼子の声が聞こえてきます。
子供連れの若い夫婦でした。こんなお天気に・・・と、ちょっと意外な気持ちがしましたが、こんな経験で植物好きに育つのでしょうね。




池にネッシーのような巨大なものが潜んでいます。
モミジの紅葉が目立ちます。
奥の丸い葉のグンネラも迫力あります。




モクレンの仲間の巨木が何本かあり、この幹のすごさに驚き!
春には白い花が木全体に咲くという写真入りのプレートがありました。
椿やシャクナゲもありますので、春が見頃の庭園かもしれません。




小雨の中のウォールドガーデン。
一か所ボーダ花壇がありました。
お姉様、赤と白の組み合わせ明るくて素敵!



(ミナックシアター)写真のG

ミナックシアターの事務所前で。




入り口近くには、ミナックシアターを造ったロウィーナ・ケイドさんの家と庭も保全されています。
誰もが通り過ぎてしまいますが、姉に教えてもらいましたので、見てはお互い記念写真を撮ります。





入り口で7年連続の記念撮影。
こんなに訪れる人は珍しいでしょうね。
もっとも姉は10回を越します。




明日の催事のために忙しい、マネージャーのジャクソンさんに庭園でばったりお会いしました。
姉は毎回でしたが、私は久しぶりにお会いしてとても嬉しく、はるばる来て良かったとも思いました。
やはり人との出会いは場面がモノクロから天然色くらいの違いがありますね。




海の前の黒い岩ミナック・ロック、その前にある舞台、今年は素晴らしい色のアガパンサスが見られました。日にちをずらすと、こんなにも印象が違うのですね。




明日の劇のために、沢山のものを人海戦術で上から下へとおろしていました。
それはずーと続いていました。




多肉植物いろいろと、今年はアガパンサスの美しさに見惚れました。
曇っているのに、何故かとても美しい海の色!




© The Minack Theatre Trust

美術館に展示されているロウィーナさんの晩年の写真に心打たれます。
ロウィーナさんが50年もかかって造り上げた手作りのシアターです。
下の砂浜から砂を運び上げてコンクリートと混ぜてシアターを造ったり、ネジマワシみたいなものでまだ柔らかいコンクリートに模様をいれたり。
ここを訪れると、そのすべてが見られます。
◎その詳細は姉の著書『シェイクスピアに出会う旅』「2012年岩波現代文庫」に書かれていますので、是非お読みください。
                

食事する場所がわずかあり、毎年ここで食べます。
トゥデイズスープは、トマト&バジルとゴマパン。
ミルク・ティーもいただきました。