ホタルの想い出

以前、イタリアのフィレンツェに滞在した時、広大なオリーブ畑の丘に建つ古い館のホテルに宿泊しました。
夜イギリスからずっと案内をして下さったKさんたちと、ホテルの庭にもなっている安全なそのオリーブ畑の小道を散歩していると、ピカピカーと光るものがあたり一面に。
蛍です。

その夢のような光景に、
「あっ蛍だわ!蛍、蛍!」
と、叫んでしまったほどでした。
時期は今回5月21日に出発する予定のイタリアの旅と同じ頃。
もしかしたらあの場面を見ることが出来るかも・・・

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この写真は、2008年に南アフリカケープタウンに出かけた時。
シグナル・ヒルという丘から夜景を眺めるというものがツアーに組み込まれていたのでした。
その美しい夜景に見惚れていると、周りでチカチカーと光るもの。
あっ!蛍! 
見渡せばあちらにもこちらにも。
なんという美しさでしょう。
南アフリカの南の果てケープタウンで蛍を見ることが出来たなんて・・・と、感動しきり。
時期は10月半ば過ぎのことでした。

◎幼い頃夏になると、蛍を捕まえて葱の中に入れてその灯りを楽しんだり、蚊帳の中でしばらく暗闇で光るその風情を楽しんだものでした。きっと父母が考えてくれたのだと思います。そのためホタルの想い出は私にとって、いつも何か楽しみのある、居心地の良い心暖かな家庭に結びついています。
川が様々な要因で汚染されホタルを見なくなった時もありましたが、近頃は夏になると人々の努力で復活した話題が新聞に掲載されるようになりましたね。私の住む松戸でも、その試みがなされているようです。