貝の装飾の針入れ


 イギリスの作家ロザムンド・ピルチャーの小説『シェルシーカーズ』は貝を探すこどもたちのことですが、私も小六の海への修学旅行以来魅せられてしまい、貝殻拾いがずっと続いています。
 写真はイギリスのアンティーク・マーケットで買った貝の装飾がほどこされたもの。貝に魅せられて手にとったのですが、貝の装飾が流行ったヴィクトリアンの時代の針入れとのことでびっくり。即買いました。左下角の白い貝は8㎜で、極小のものは、なんと1㎜。作り手の心意気が伝わってきます。針を持つ機会の少ない今、こんな心遣いのものがあったんだと、しみじみと眺めてしまいます。