ロウバイの花咲き始め、ポプリを作る

 松本の実家には大きなロウバイの木があり、満開の時には甘い香りが漂います。
 30年程前の秋のある日、父母がわが家を訪ねてくれた時、母が「春ちゃんこれまくと育つわよ」と、ミノムシのような形の種をもってきてくれて、中から種を取り出して言葉どおり育てたのが我が家のロウバイです。
 今年も花が咲き始めました。私にとって亡き母を想う花です。

 七草も終わり、窓辺のテーブルの上も模様替えすることにしました。イメージは春待つ気分の黄色。ポプリを盛るお皿は父が大事にしていたまっ黄色のものにしましょう。そこにロウバイの花を真ん中に置いたポプリを作ることにしました。
 材料は、乾燥したローズマリー、マートル、ベイ・ツリー、タイム(殺菌性があるので、風邪をひかないようにと)、シナモン、ニオイヒバ、以上合わせてカップ2杯。フレッシュなものは水仙の花2種類とロウバイの花そしてユズ(ピーラーで皮をむいて一部はハート形にして、後はみじんぎり)です。
すべての香りが混ざり合った複雑な香りです。その時の気分で好きな葉を手にとり砕くとその香りがぱっと広がります。


 花瓶にも少し黄色のはいっているものを選び、まだ枝先に花や蕾をもつマートルの枝を飾りました。
モヤがさっそく確かめに来ました。