香り良いラヴェンダー・バンドルズ

 
 最初の日、ランデルさんが講義の後、「好きなだけお摘みください」と、ラヴェンダー畑に案内して下さいました。私は以前イギリスのコッツウォルズバーンズリー・ハウス
に、ローズマリーヴェアリーさんを訪ねた時、やはり「好きなだけお摘みなさい」と、おっしゃったことを思い出しながら、大喜びで畑におりて行きました。
 そこにはもっとも香りの良いコモン・ラヴェンダーが花咲いていて、その香りの素晴らしさといったら!ただ茎も短いので初めて見た方はラヴァンディンとくらべると寂しげにみえたかも知れません。私はとにかく嬉しくていっぱい摘みました。
 可愛い小石も「どうぞどうぞ」とのことでいただきました。
 ランデルさんとお別れした後バスの中で「夕飯の後でこれを使ってラヴェンダー・バンドルズの講習会をします。皆様11本ずつお持ちくださいね」とお話。
 この地でラヴェンダーを買う機会があるだろうからと家から人数分のリボンを用意していたのです。ところが私も含め全員の疲労度が激しくそれは急遽とりやめ、翌日私の「バンドルズの作りかた」というイラスト入りの図とわかりやすいようにと途中までリボンを編みこんだものに、人数分のリボンを袋にひとまとめにしてバスの中でお配りしたのでした。
 なんと前の晩にご自分で持参した細いリボンで美しく作られた方がいて、それもまわして参考にしていただきました。
 写真は完成したものを帽子に飾って楽しんだ様子。下の布はアルルの闘牛場前の土産物屋で私のハーブ教室で使用するために求めた布。石はランデルさんの畑にころがっていた貴重なプロヴァンス石灰岩