プロヴァンスのラヴェンダー

プロヴァンスのヴォークリューズにあるランデル氏の芳香・薬用植物研究所をお訪ねし、2回目のレクチャーを受けたのは、2011年の7月初旬のこと、NHK学園の海外スクーリングでした。


何回訪れても感動のラヴェンダー畑が、まるで紫色の海のように続きます。
私はこの風景が大好きです。



この辺りはラヴァンディンという種類で背が高くなります。
ずーと奥に見える城壁のようなところのてっぺんがランデルさんの研究所です。



私は163.5cmあります。ヴァンディンの背の高さがお分かりでしょうか。
この一つ前のブログでグラースの香水博物館の大きなバンドルズをご紹介しましたが、それはこの品種が使われているのです。
プロヴァンス特有の強風ミストラルが吹いていて帽子が飛ばされそう。



ランデルさんのレクチャーはこの時の16年前に私のツアーで受けたことがあり、取材した記事を掲載した拙著『花とハーブのフランス紀行』をプレゼント。
とても喜んでいただきました。



レクチャーが終わってから、コモンラヴェンダーの畑に連れて行ってくださり、
「欲しいだけ採って良いですよ」
ランデルさんの最高の香りのコモン・ラヴェンダーです。
草もいっぱいでもうなしにする畑とのことで、皆で摘み採りました。
ラヴァンディンとは違い背が低く、鎮静作用のある香りです。



いただいたラヴェンダーを使って、ラヴェンダー・バンドルズを作り帽子に飾りました。
手前の小石は、ランデルさんの畑にゴロゴロころがっていた石灰岩
「どうぞどうぞ持って行ってください」
とのことで、大喜びでこれもいただいてきました。