プリンスエドワード島で見た女の手仕事


 赤毛のアンそして作者のモンゴメリ関連の館を訪問してとても興味深く思ったのは、裁縫室でした。
当時使われた裁縫道具やアイロンやミシンや作った洋服などが展示されています。
洋服は今着ても素敵と思えるものもありました。
 オーウェルコーナー歴史村は1880年代の町を保存してある場所です。
 学校にはアンがギルバートの頭に打ち下ろした石版もあります。他にも教会や鍛冶屋もあり、牛や馬や豚なども元気に飼われていました。
 雑貨屋はマシューがアンにパフスリーブのドレスをプレゼントしようと出かけた店を想像させてくれるところ。奥が郵便局そして家になっていて、ここにも裁縫室がありました。
 ベッドにはロッグキャビンのキルトがかけられていました。プリンスエドワード島ではこのロックキャビンのキルトのバリエーションをあちこちでみました。
 ロッグキャビンというのは丸太小屋のことですが、一つのモチーフを細い布の濃い色と薄い色に分けて縫い合わせ、それを組み合わせて模様を作っていくものです。普通中心が赤い布でそれは暖炉の火を象徴しています。ロッグキャビンは私がパッチワークを始めた頃最初に好きになったパターンでしたので、こうしてまた見かけてなんだか嬉しくなりました。
 長くて寒い冬の間、女たちは刺繍やキルト、ラグフッキングなどの手芸をしたそうです。
 部屋に先ほどまで人がいたようなぬくもりを感じたのは、こうしたキルトがあったからでしょうか・・・