44年前庭を造る時、夫に「好きなようにやって」と言われて嬉しかったことが今でも昨日のことのように思い出されます。
なにしろ中学生の頃から、「私の夢の庭」と題して、イラストを描いて夢見ていた私でしたので。
白いキャンバスに絵を描くように日々庭造りに励んできた私ですが・・・
ゴルフと庭が両立できている現在の庭。
今朝の夫のゴルフ練習姿。
庭を造り始めた44年前は、広い芝庭にパットの穴を作り練習。小さかった子供たちも一緒に。そのお友達もいつもやってきて皆で楽しみました。
増築する前は北側の広々とした部分にネットを張り、ドライバーやアイアン練習。
やがて今のこの場所に本格的な練習用のネットを購入して練習又練習。そのネットも穴が開くほど。
ネットをつぎ足して見映え悪く、庭をいかに美しくと、日々考える私にとっては最大の悩みになってゆきました。
ゴルフ練習も楽しんでもらいながら、庭もきれいにするにはどうしたらよいか・・・
いつも考えていました。
立つ場所にレンガを敷きこんだり、ドライバーを振り回してもあたらない背の低いクリーピングタイムや花を植えるなどの工夫の日々、
夫が出勤の間にささっとやりました(すごい熱意!)ので、(実は変化を嫌う夫に相談してもやらなくてもいいということになるので、いない間にやってしまおうと考えたのでした)、 私は夫が喜ぶはずと確信した行為でしたが、当然トラブルのもとになりました。
レンガの時は喜んでくれましたがすぐにでこぼこして見栄えが悪くなりました。
やがて思案の結果、敷石の庭を考えました。そしていつもの業者に私のイメージを話し相談。
いくつかのアイディアの中からコッツウォルドストーン色の敷石のものが気に入り夫も了承して施工し大変革。
夫は初めの時気に入らなくて不機嫌でやりはじめましたが、またたく間にこの状態が自分にとってとても心地良いことがわかってくれたようで、にっこり。
それに、この敷石のおかげで庭全体が格段に良くなったのは、ゴルフのためにひねり出したアイディアのせいだなあと、夫に感謝です。
しばらくして、柔らかい練習用のボールに切り替えて、飛躍的に音そしてネットへの衝撃が無くなりました。そこでネットを張る両脇の芯棒のみ残して、市販の緑のネットのみにしました。
ボールのあたるところのみ5重くらいに。
始めはこの緑色が気になり、そのネットにアイヴィーを茂らせて覆うという遠大な計画をたて、何年もかかりほぼ覆った頃に(その粘り強さに我ながら感心します)が、なんと芯くい虫が入ってしまいほぼ枯れてしまいました(がっかり)。
ネットのみになった時、
「あら、これもすっきりしていいかも」
と気持ちを切り替えている自分を見付けました。
かわりに横の赤バラの枝を伸ばし、両脇に大好きな花々を植えて整えることにしました。
正面のネットの両脇の花壇に背の低い好きな花々を植えています。
左側。
右側。
昨年J子さんにいただいたオダマキが咲きそうで、とてもうれしいです。
窓辺を見ると、モヤが静かに私や庭を眺めていました。