美しい野菜・・・ルバーブチャード(スイスチャード)

遠くでウグイスの鳴き声がします。
春には聞こえなかったので心配していたのですが、1日以来の鳴き声です。
曇りから晴れになり、洗濯ものも乾きそう。
ポタジェで目立つのはフダンソウの仲間のルバーブチャードです。

この茎と葉の色の美しさはデザイナーの心を刺激して、テキスタイルのデザインにされたりします。
また公園や道路脇の花壇に植栽されることも多い野菜です。

フランスではあちこちでよく見かけました。
一番印象的だったのはランスの街の公園です。
中心部は広場でその周りの花壇にいろいろな色が、整然と背高く育つ姿に迫力がありました。
その時、野菜を美しいと考え公園の彩りとして使う柔軟な考えに共感したのでした。


◎ランスは、藤田嗣治画伯が晩年精力を傾け、フレスコ画とステンドグラスも制作した、ノートルダム・ド・ラ・ベ礼拝堂がある街です。
画伯の日記の中から「チャペルの中に眠るつもり」と書かれた部分を見つけた夫人がランス市に埋葬の許可を求め、2003年には遺骨がパリからこの教会に移されたそうです。
(拙著『花とハーブのフランス紀行』千早書房より)