今朝の庭から・・・ミソハギ

ミソハギがすくすく育ち花いっぱいです。

旧暦のお盆の頃に咲き始める花です。
お盆の時に友人のSさん宅にうかがうと、
「禊という意味もあり、花穂に水を含ませて、こうして供物に水をふりかけるのよ」
と、亡きご主人の仏前に座り、小さな束にしたミソハギで水をそっとふりかけたのでした。
「私全然知らなかったんだけど、お盆の時に東北のお嫁さんの実家を訪ねたらそうしていて、それ以来このようにしているのよ」・・・と言いながら。


ミソハギは強力な止血と収斂作用などがあり民間療法として使用されます。又その仲間でエゾミソハギと呼ばれるものは漢方では千屈菜と呼び、より上質のものとして使用されるようです。
エゾミソハギはヨーロッパではパープルルースストライフとよばれ、ハーブとして使用されます。

◎H子さんからミソハギの情報をいただきました。一部を添付させていただきます。

「里では、お盆の時、ナスとキュウリを小さなサイコロの
ように切って器に入れます。もう1つの器にはお水をいれます。
ミソハギを束ねてもとの部分に半紙を巻き付けて紐でしばり添えます。
(小さな箒のような感じになります)

その一式をお盆に載せてお仏壇の所においておきます。
お参りする時には、
お水の入った器にミソハギの穂先を浸してナスの入った器に
ポンポンとお水を滴らせます。
どういう意味があるのかよく分かりませんが、お迎え火と送り火
炊く時にも玄関先に持ち出して同じ事をしていました」



貴重な情報をありがとうございました。
感謝いたします。