ボストン夫人が遺した布も使ったキルト


 今日は船橋の『読売文化センター京葉』のハーブ教室でした。『イギリスのボストン夫人のマナーハウスのキルトと庭』を映像でお話しました。
 ルーシー・マリア・ボストン夫人は、一連のグリーン・ノウ物語を著した児童文学者ですが、同時に著名なオールド・ローズの育苗家であり、稀有なキルトを作り続けた方です。
 本日は教室の皆様に是非見ていただきたいと、私が作り始めてもう18年以上も経つ、ボストン夫人が遺した貴重な布も使って作ったキルトをおもちしました。これは私の作った宝物のキルト。
 今日はこのキルトのお話をしたいと思います。少しお話が長くなりますが、お読みいただけましたら、幸甚です。
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 ボストン夫人のマナーハウスは、ロンドンから車で北へ90分ほどの、ヘミングフォード・グレイの村にありました。花々の美しいとても静かな小さな村でした。先に進むと、水澄む小川がとうとうと流れていて、その手前にマナーハウスがありました。(つづく)