カラフル・コリウス


 春から秋まで、このカラフルな葉があると庭がぱっと明るくなります。春に小さな苗を植えておくとそれらがみるみる育つので丁度今頃先端をピンチして容器で挿し芽して根を出させます。花壇やハンギングバスケツト、鉢植えの寄せ植えなどにとても重宝します。なんといっても夏の猛暑に強い!
 私はこのところ赤い花にとても惹かれます。赤い花を植えると寒い時には暖炉の火のような暖かさを感じますし、暑いときにはその色の強さに潔ささえ感じられます。
 赤といってもいろいろです。真紅、黒味がかっていたり、オレンジがかっていたり。しかしそれらはどんな赤でも組み合わせると不思議にマッチします。それは夫々が自然の色だからでしょうね。花と限らずコリウスやヒューケラや紫蘇など、カラフルな葉の色もいっしょに使ってみると、いっそう複雑な感じになります。自分の庭ではこうした大胆な試みができるのが楽しいですね。

写真はコオニユリ、クロコスミア、チェリーセージ、ペンステモン、セキチク、センティッド・ペラルゴニウム‘オールドスカーレット・ユニーク’、センニチコウ、ナスタチゥム、ルドベキアチェリーブランデー’、ミニトマトなどと周りはコリウスいろいろ。

劇団民藝公演「峯の雪」を観てまいりました。場面は昭和19年の設定でしたが、親子や姉妹や師弟の情にはかわりなく、社会の制約の諸々も含めて、すこぶる感動いたしました。陶芸、茶道、生け花がとてもうまく表現されていて、それらに自分がかかわってきたのでよけい身近に感じられたのかもしれません。サザンカの白い花が効いていました。6月22日より7月4日まで紀伊国屋サザンシアター(新宿南口)で行われております。詳しくは劇団民藝www.gekidanmingei.co.jp をごらん下さい。