どんな花も好きだけど、青い花は特別。38年前この土地を買い家を建て、庭造りで試行錯誤している時、「青い花ばっかり植えてみたら！きっと素敵よ」との姉のひと言で、青い花コレクションが始まりました。そういえば幼い頃より馴染んでいた実家のホタルカズラや野辺に咲くツユクサやオオイヌノフグリの青色。川辺に群生するワスレナグサなど、大好きだった青い花!
青い花をピックアップすると、アジサイ、ブルークローバー、ブルーベル、デルフィニウム、リンドウ、ルリソウ、ロベリア、パンジー、朝顔、アメリカン・ブルー・フラワー、ネモフィラ、サイネリア、メコノプシス、アンチューサ、カルフォルニアン・ライラック、ブルーフラワー・・・と、その数は増すばかり。もちろん一年草あり枯れるものありで、庭の青コーナーは気を抜くと漠然としてしまう・・・。
ハーブにも美しい青の花が多く、ボリジ、コーンフラワー、フラクス、ラグワート、アルカネット、ローズマリー、チコリ、ニゲラ、サルヴィア・パテンスなど、その幻想的な色に心動かされ・・・。
近くにお住まいだった園芸家の浅山英一先生が青い花愛好家と知ったのは35年前のこと。その後友人にご自宅まで連れて行っていただき、その時にいただいた青い花は、ストレプトカーパス、ツユクサアヤメ。その後何回もうかがい奥様の入れてくださる美味しい紅茶をいただきながら植物の話をお聞きするという贅沢な時間を過ごさせていただきました。先生も日曜の午後などに時々ふいにいらしてそのおみやげはルリハナガサ、チョウマメ等など。コバルトブルーが目にも鮮やかな花でした。
先生はたくさんの著書を遺されましたが、
『園芸植物図譜』(平凡社)は、私の座右の書です。
