かつては同じゲラニウムの仲間として考えられていた二つの植物。
フウロソウ科、ゲラニウム(ゲンノショウコ)属のゲラニウムは、5枚の花弁が皆同じです。ゲラニウムの`ビオコボ'は、2017年6月18日にNHK学園の旅で再度訪ねた三木市の「風雅舎」、当時お元気だった加地一雅さんが見本ガーデンを案内してくださり、コルヌスやアナベルの`エナメルレース゛の下草で咲くこの花を「常緑で日向も日陰もOK」と薦めて下さったのでした。
バラの香りの精油を抽出するために栽培されるローズゼラニウム。
香りのする葉が特徴のセンティッド・ゼラニウム、はるばる原産地の南アフリカまで訪ねたほど関心があるハーブです。ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属に分類されます。
花は5つの萼片と花弁で、普通このように上弁の2枚には斑紋が入ります。
ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属の特徴は、距があることと左右相称花であること。
こうした本にまとめたのは、1999年のことでした(株式会社ほるぷ出版刊)。
日本では今でもゼラニウムと呼ばれるため、拙著も「センティッド・ゼラニウムブック」にしてあり、本文ではセンティッドPで書いております。
世界中にコレクターがいるこのハーブの世界、興味のある方はぜひご覧くださいね。