姉熊井明子とのイギリスの旅 8(了)

7月25日セントアイヴスからペンザンスへ。
ペンザンスからロンドンまでは6時間の大移動の日です。
 
26日はヒースローより羽田へと12時間の旅。

  
セントアイヴスでの宿     

姉のお気に入りの定宿は海沿いにあります。
昨年はここに皆で泊まったのですが今年は3部屋はなし。
以前泊まったことのある道をへだてたすぐ前にある宿へ。
通りかかった姉に、部屋から「おねえさまー」と言える位置。


柏尾さんと私の宿は高台にあり、居心地良い場所です。



私の部屋からは海も灯台も見ることが出来ます。
カーテンを開けると、朝日がゴドルヴィーの灯台の右側から出てきました。
じーと観察していると光が水面に映りこみ、神々しい光の道が出来ました。




姉との旅の今年のファッションカラーは紫色。
同じホテルの時も部屋は別々なので朝会った時お互いを見るのが毎回楽しみでした。
今朝はペパーミントグリーンのフレンチスリーブの上に肌触り抜群のこの紫の花のシルクのスカーフ。
列車はとても寒い時があるので、紫色のイッセイを腰に巻き、こまめに着たり脱いだり。





セントアイヴスからはタクシーで20分程のペンザンスの駅、ここが始発で、パディントンまで行きます。



駅の中にあるタイルによるコーンウォールの地図。




姉の本日のファッションは、靴下まで紫色。
「座席指定のチケットは購入してあるけれどテーブル席が取れなかったので、
並んで待って自由席のテーブル席取りにチャレンジしましょう」
と柏尾さん。
始めは08:44発の列車の予定でしたが、見たいと思っていたロンドンの庭園が月曜日休みでしたので、柏尾さんの提案で、前日ペンザンスに来た時に例年通り09:47発にチケットを変更。



  
無事確保できたテーブル席は、こうして食事するのにも便利です。
お昼は、昨日のうちにスーパーでサンドイッチ、ブドウ、バナナ購入。 紅茶は列車の中で。




丘に描かれた白馬は今年も左側のものを車窓より見ることが出来ました。
右側ははっと気がついたらもう写真撮りできなくて・・・
◎一昨年はオックスフォードにあるローマ時代に丘に描かれたという白馬を見に行き、どのように描かれているのか、間近で観察してきました。




途中トラブルで1時間ほどの遅れが出て、パディントン駅に16:20到着。
これからタクシーでバッキンガム宮殿へ。




「やはりそうだったんだ」
イギリスの庭巡りをしていると、国旗の色の庭というテーマに出会うことがありそれが赤&青紫&白。
バッキンガム宮殿は国を象徴するお城。そこに造られている庭のカラーは赤&青紫&白。
何度も行っているうちにそれと気づいて、今年はそれを確かめるためにやってきました。




何年か前の9月は青紫はサルヴィアとヘリオトロープ、赤色はバラとペラルゴニウム、白はオリズルランでした。
今年は、青紫はサルヴィアとアゲラタム、赤はペラルゴニウム、白はシロタエギク。
所々ポイントにあるベンジャミンのような葉の低木に仕立てている木と、スパイラル形のトピアリーはかわりありません。




パッキンガムパレスの派手やかな庭園が国旗の色と気づかなかった頃(もっともこれは今のところ私見です)、派手過ぎて好みの色合いではない等と勝手に考えていたのでした。やがて、この組み合わせが日本の祭りの色合いであったり、歌舞伎の衣装の色合いであったりすることに気づいて注目するようになりました。そして国旗の色合いだ思うようになってからは、次回はどうなっているか確認したくなり、今年は夫々の色の花の種類が年により変化するということが確認できたのでした。
問い合わせればわかることかもしれませんが、こうして気づいていくのも、楽しいものです。




タクシーでフルハムロードへ移動。
夕食の中華屋さんの開店には間があるので、フルハムロードのお店をいろいろ見ました。
「この食品やさんが新鮮で美味しいもの一杯でお洒落なのよ!」
と柏尾さん。








昨年気に入ったロイヤルチャイナへ。
ところがロブスターがお昼に売り切れてしまったとのこと。ロブスターの焼きそばが旅一番のおご馳走だったのにー。




タクシーで柏尾さん宅へ。
一年ぶりで嬉しい!
ほっと寛ぎます。まずは庭を見せていただきました。
素敵なお庭。
「白のアジサイがピンクになったのよ」
ずーと昔ご一緒した時に購入されたウサギの置物も右側の方にあり、バラも大きく育っていました。
左右対称のアカンサスレリーフの鉢も素敵。
昨年ワイト島のオズボーンハウスで一緒に購入したマートルも元気に育っていました。



庭の野菜が元気そう。私もがんばろう!


イギリス独特の夏の飲み物ピムス。そこに使うスペアミントを摘み採り、飲み物作りの柏尾さん。
私はアルコールだめなのでスペアミントとキュウリと氷を入れていただき美味!
フルハムロードで購入のマンゴが美味。
ロウソクを灯してしばしの語らい。

お手玉が懐かし楽し。
この後ホテルまで送って下さいました。




翌朝のホテル前にはロンドンバスが沢山停車していました。
柏尾さん迎えに来てくださり、タクシーでヒースローへ。



ヒースロー空港のブリティッシュエアーラインのチェックインの前で。



◎柏尾さん、今年も大変お世話になりました。
おかげさまでとても充実した素晴らしい旅となりました。
同じ風景を眺め、感動し・・・共有できましたこともとても幸せです。
姉と共に感謝申し上げます。
又お会いできますこと、楽しみに致しております。
ありがとうございました!!