六月大歌舞伎『義経千本桜』の第一部を観てまいりました。
第一部は「碇知盛」
染五郎、松也、市川右近、猿之助・・・
初お目見えの右近長男の武田タケル君が、銀平娘お安実は安徳帝を見事に演じ、感心しました。今後が楽しみです。
あちこちから涙をすする音が聞こえてきました。
猿之助演ずる女房お柳実は典侍の局が、お安を抱いて入水するために、家の部分から下りようとした時、
私の斜め後ろの席のご婦人がとてつもない悲鳴のような大声で「四代目!」と声をかけ、そのままずっと感動のために泣いていたのでした。(はじめなんと言ったのかわからなかったのですがご一緒したNさんが聞きとられてなるほどと。)
その声に驚きながらも、四代目に注目している私もその二人の姿を食い入るように見つめました。
昼食の後は「時鳥花有里」
梅玉、染五郎、東蔵、魁春らが楽しませてくれました。
次々と舞台が奥の景色へと変化する工夫が楽しく、桜が華やかに咲く美しい舞台でした。
本日は4列8番の席でした。Tさんいつもありがとうございます。
幕の紹介が次々と。カワセミが好きですのでパチリ。
千穐楽は26(日)ですので、感動のこの歌舞伎を是非ごらんください。