クラブツーリズム・イタリアから南仏の庭園への旅3・・・ヴァチカンの庭園にて

5月23日(月)・・・ヴァチカンの庭、ローマ法王離宮カステルガンドルフォの庭園、昼食後は大移動です。トスカーナ地方の美しい景色の世界遺産オルチャ渓谷、ピエンツァへもおまけに。そしてシェナ近郊アシアノにあるアグリツーリズモへ。


モーニングコール6:30、ホテルにて朝食。チェックアウトをして7:30出発。
出発前にホテル前の巨大なアガヴェの前で記念撮影。
この服装は21日成田からミラノそしてトランジットでローマへとの飛行機の旅の時と同じもの。
飛行機はとても寒いのですが暑い時もあり、姪の美恵からのプレゼントのこの芦田淳のアンサンブルはとても便利。そして本日のような場合も。日差しが強くなりそうで帽子は必需品です。
靴はイギリスで購入のショートブーツ、色をあわせやすいしとてもはきやすいのです。




(ヴァチカンの庭)
ヴァチカンの庭園はもちろんアポイントをとり、時間も決められて入場します。ガイドさんとの待ち合わせが8:30でした。

ヴァチカンの庭は初めてですので、想像もつかない場所でした。
出迎えて下さったガイドのSさんはとてもファッショナブルな美しく聡明な若い女性。そのうえご主人はなんとバチカンの職員とのこと。
お陰様で何もかもがスムーズに運んだのでした。
Sさんの説明を聞くためのイヤホンを耳にして、庭園へと進みました。イヤホンの黄緑色がきれいです。
この風景を右に見ながら先に進みますと、右側に美しいボーダーがあらわれました。






左側にも正面も圧倒されるような建物その前は多くの観光客で賑わっています。




にぎわう景色を上から見下ろしながら、我々は特別バージョンなのかしらと思いながら、階段を途中まで下りると・・・




「暑いですから木陰を通りましょう」
と、右側のベイツリーの緑陰を進むSさん。
時おり左右からスプリンクラーの水が打ち付けます。
 「キャー」と、皆で声をあげながら。
その水が心地よいほどの暑さです。




レリーフの美しい建物。
詳細な説明が続きます。






整形式のボックスによる、百合の模様の庭園。
この気品のある、格調の高さ!!!
素晴らしいデザインそして手入れぶりです。
先程見かけた人たちは辺りに一人もいません。
静謐なこの雰囲気に、貴重な庭を見ているんだという感動がありました。






ルルドの泉と実物大とのこと。
あまりの美しさにしばし見惚れました。秋にはこのアイビーが真っ赤に紅葉するそうです。




右側に藤が咲いています。
その向こうがバラ園のようです。



大きなカサマツのマツボックリ。
ニースのシャガール美術館の庭にあったものと同じです。




当然とはいえ、「聖書に登場する植物」のコーナーがありました。
このテーマに関してはずっと以前からとても関心があり本も出したいと思ったこともあるので興奮感激。
私が一番興奮していたかもしれません。
その一部をご紹介いたしましょう。




おーレバノンシーダー。


天にも届くような巨木のレバノンシーダー。





ブドウ。




種から育てたものが我が家にもあるキャロブ。




あっ!なかなか写真が撮れないデーツがありました!




私のブログではお馴染みのマートル。聖書にも登場するマートルです。




「帰る前にローズガーデンを見たいです」
Sさんがすぐに案内して下さいました。
なんと猫がゆったりと寛いでいました。





猫大好きな私は猫!猫!と大喜び。
今日もきっと良い日になることでしょう。





すっきりと美しいローズガーデンです。



猫の小屋が二つ作られたそうです。
雌がコンテスタ、雄はゾロと名付けられているとはSさんが特別教えて下さったこと。


ヴァチカンの建物に戻り、今度はもう一つの螺旋階段を下ります。
「ここから全体の様子を見てください」
と、Sさん。
階段一つとっても芸術作品です。

螺旋階段の美しい模様を見ながら下に降りて、駐車場へと移動し、ヴァチカンの別荘カステルガンドルフォへと向かいました。