センティッド・ガーデンのよろこび・・・4月25日の庭

庭にはいつも素敵な香りが漂っていてほしい。
1月から12月まで、何か香る花が咲いているような庭。
センティッド・ガーデン(香る庭)は、私がずーと造り続けている庭です。


モッコウバラの白八重咲きが咲き始めました。

心地よい甘い香りは、心解き放つような、幸せな香りがします。




スイートブライヤー(エグランティン)という原種のバラの葉です。
花が香るのは当然とはいえ、これほど香る葉は珍しいでしょう。
シェイクスピアの作品にも登場するのでその場所に植えてあります。
こうして芽が出て葉が広がるだけでも、このあたりは甘い香りが漂うのです。
青リンゴのような甘く爽やかな香り。
風が吹いても雨に打たれても強く香るんですよ。
大好きな香りです。




アケビはかすかにスパイシーさを含む香りがほんのり。




チューリップはオレンジの花が蜜の香り。可愛いピンクは悪臭に近いのが残念。




ナスタチウムが真っ盛り。
甘い蜜の香りが放たれています。その中には辛味も感じられます。




ユーフォルビアには多種ありますが、強烈な匂いに辟易として抜いてしまったものがあります。この種類の香りは植えてあってもさほど気になりません。
芳香ではありませんが好きな人がいるかも。
フォルムに惹かれて育てている植物です。





ペパーミントと和ハッカの交配によりつくられた北海AM23号は、
葉と握手すると素晴らしい香りで答えてくれます。



]
牡丹は特殊な香りです。
先日の鶴岡八幡宮では、
ガーデナーのOさんが
「これはどう思う?」
と、黄色のバラの所に連れて行ってくれました。
「甘い香りではないけれど、深みのある味わい深い香りですね」
と、私。