青森の旅5・・・三沢から下北半島の恐山へ10/28

「朝飯はいつもは食べないけど作ったよ」と、
味噌汁、炊き立ての新米、昨夜のうちに漬け込んだ大根の一夜漬け、卵焼きの朝食に感激!
今日は日帰りの下北半島への旅です。
初めての場所で、想像もできません。なんだか、ドキドキします。

青空が清々しい。畑の長芋のツルがもう黄色になっている。
2年前は一週間早かったので、まだ緑色だった。



「これが、有名な七戸町イチョウだよ。黄色に色づき始めたね。」
雨が降りだして、傘を差しながら撮る。
カメラをセットしている方もおられる。
青空も見えているから、どこかで虹が見られるかも。
2年前の10月に訪ねた「十和田市の法量のイチョウ」とは、違う雰囲気だ。



七戸教育委員会の看板にはその歴史が詳細に述べられていた。



次に到着したのが、昨年5月の時に立ち寄った七戸駅前の山野草売場。
その時あまりの種類の多さに驚き、又行ってみたいと電話で頼んでおいた場所。
覚えていてくれたのね。
今は漬物の季節で、瑞々しい大根が激安でならぶ。
右奥はゴボウ。ゴボウも産地。



今回はほとんどが菊。丈が高いのであきらめて、室内に並んでいたカクトラノウの苗を記念に購入。



恐山へと向かう途中。
「ここは風が強い場所で風車が沢山設置されているんだ」
「すごいわねー。そういえば、数年前フランスに行った時、こんな感じに耕作地帯に果てしない感じで設置されていたのを見たわ。」



「海辺だから風が強いんだ」



「長生きできる名水だよ。飲んできて」
三か所の水を飲むと不老不死とのこと。
もちろん、飲みました!


[
むつ市とむつ営林署の「恐山冷水」の看板。

いよいよ、恐山の山の入口の門です。




振り返って紅葉の景色を撮る。



霊場恐山



火山ガスが噴き出す一帯。地獄になぞらえられる。
周りの山の美しい紅葉とで、現実とは思えない風景。



身体がぐらつきそうな強風。カラフルな風車がカリカカリカリと音を立てて廻り続ける。
千年の長きにわたって信仰と祈りが伝えられてきた恐山。
思いのこもった小石の積み重ねが、連なっている。
「想像していた場所とは、まったく違ったよ。内田康夫推理小説で、おどろおどろしい風景を想像していたけれど、空の青さと陽の光と背景の山の美しさのためか、そのようには感じられないなあ」
と、夫。
「石積みに、ながい信仰の歴史が感じられるわね。風車の音とその様子とともに、底知れぬ寂しさそして訪れた人々の心のやすらぎみたいなものも感じられる」


「宇曽利湖の色がものすごくきれいなんだよ」


不思議な美しさの色。
極楽になぞらえられた白砂の浜に立つと、
吹き飛ばされそうな寒風が吹きすさぶ。
多くの方が見学にいらしている。
外国の方も多い。


御朱印」をいただきに、寺務所へ立ち寄る。
若いお坊さんが御朱印を下さる。
「紅葉の季節にこんなに晴れて青空があるのは、珍しいですよ」
とのこと。
恐山の開山期間は毎年5月1日〜10月末日
宿坊あり一人12,000円(一泊二食付)
温泉もあります。



「大間にマグロを食べに行きたい!」
夫のひとことで、大間に向かうことになった。
1時間ほどかかるとのこと。
地図をみると
「ウワー、遠い!」
途中、
「大間に行かなかったら、近くでお昼食べてから、この渓谷を散策しようかなと思ったんだ」
という薬研渓流。
一瞬に通り過ぎた橋からの眺めが絶景。
少し先で車をおりてとりあえずその場所で記念の写真撮り。