青森の旅4…黒石市の中野紅葉山10/27

「どうする? 4日前に中野紅葉山に行ってみたけど、今日は多分良い感じだと思うよ。天気が気になるけれど、急げば暗くなる前に何とか間に合うと思うよ。」
と、息子。
「ゴルフの後の運転で疲れていない?なんだか申し訳ないな。今夜泊まるあなたの家とは反対の方向だし」
と、私。
「この程度、全然何でもないよ。」
そこで、紅葉山に行くことにしました。
奥入瀬渓流ホテルを出発。
じつは、一昨年黒石市の近くで昼食をとった時、中野紅葉山のパンフレットを見て興味をもっていたのです。


十和田湖の脇を右側から道なりに進み、一昨年眺めた御鼻部山展望台通過。
途中思いがけない濃霧で減速。怖い霧の峠越え後は雨で暗くなり、夕方が近づいて。
でも中野紅葉山の駐車場につく頃には西の空に青空も少し顔を出して、傘を差しながら中野神社へと向かいました。

「ここが初めのビューポイント」

あっ!
なんという美しさでしょう。
実際に見る景色は、想像をはるかに超えた雄大で胸迫るものでした。




「この不動の滝がいいんだ」と盛んにシャッターを切る息子。



私もその手前で何枚も撮る。これからの天気によっては明日にはこの紅葉もないかもしれない。



樹齢200年を超える対のもみの木は立派。県の天然記念物に指定されている。
この写真の佇まいが何故か心惹かれる。
暗くなってきて、左大臣、右大臣の像に灯りが灯る。



中野神社は、延暦19年(800年)に、坂上田村麻呂蝦夷平定の時に、建立したと伝えられます。
ここのモミジは弘前藩津軽寧親公が、享和2年(1802年)に、中野山のモミジや不動の滝に魅せられて、京都からカエデの苗木を約百余種取り寄せ、中野不動尊に奉納し、その翌年3本のモミジを境内に移植して、それが杉3本とともに、現在では市の天然記念物として保護されているとのことです。



雨が止み、青空も見えてきました。
ずーと続く階段。
時々一息つきながら。
あー、日頃もっと鍛えなければ!



観楓台にたどり着きました。
「モミジがすごく落ちているなあ。4日前に撮影に来た時は、葉がほとんど落ちていなかったんだよ」



「あーそうなの。驚いたわねー。でも、美しい! この紅葉の風景」
連れてきてくれてありがとう。感謝です。



この後、城ヶ倉大橋を渡り酸ヶ湯温泉の脇を通り無事に三沢へ。
途中峠に入る場所で降雪の予想のために17:00で閉鎖になる看板が出ていて、閉鎖ギリギリで間にあうものの、途中雪が降り始めて、大変な運転となりました。本当にご苦労様でした。



家からタクシーで三沢市内へ。
魚料理に舌つづみ。J ご馳走様でした。