湯河原一泊旅行

誘われて、一昨々日、義妹二人と湯河原に一泊旅行で出かけました。
待ち合わせの品川で駅弁を購入し、皆で電車の中でいただきました。
湯河原では、万葉公園、草間弥生さんの作品のかぼちゃ美術館を観てから、いつもいろいろと手配してくれる下の妹みすずさんが予約しておいてくれた、割烹旅館の久亭に。翌日は人間国宝美術館を見学してから、駅前の御うどん屋さんでお昼。家には3:30には帰ることが出来、庭の手入れもできました。


万葉公園は、想像していたよりもずっとダイナミックで自然そのものの美しい場所でした。
川べりには遊歩道があり、紅葉たけなわの時とか、新緑の頃に、歩いてみたくなりました。
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急な階段のずっと先には、こうしたプレートの場所があり、万葉集の時代の雅な世界を想像しました。

万葉集に登場する草花のコーナーもありました。
リュウノウギクやノコンギクが真っ盛り。リンドウも今が盛りとばかりに青い花が何輪も。

草間弥生美術館ではオーナーが庭にたまたまいらして、美味しそうに色づいた柿をもがせてくれました。仲良し姉妹とオーナー。
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家が二軒あり、まずは壁に展示されたシャガールを観て二階に行くと、草間弥生さんのカボチャの世界が広がっていました。

隣りの家には、草間さんの愛らしい小品がたくさん展示されていました。
松本での大作の常設展示を何回か観ていたので、こうした作品はそのどれもが親しみがあり温かみのあるもので、驚きとともに観に来てよかったと思ったのでした。いちばんの人気という「とかげ」は、私も気に入った作品でした。
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二階には、特写映画の円谷英二さんのコーナーや横尾忠則さんのポスターもいろいろあり、興味深く思いました。


下の一部屋は青の世界「ブルーライト湯河原」のコーナーになっていました。これは横尾忠則さんの作品「ピルビア・その愛と誠実Ⅱ1989」シルクスクリーン。ここには草間弥生さんの1980年のコラージュ作品「熱帯魚」も展示されています。

三人旅は今回で二回目ですが、気楽で楽しい旅でした。
夏実さん、みすずさんと、久亭前で記念写真。

その後、宿の息子さんの運転で人間国宝美術館へ。
ここは入ってびっくり。大変立派で中身もまさに人間国宝揃いの美術館でした。

エレベーターで4階へのぼり、そこから下りながら一部屋ずつ鑑賞します。
エミール・ガレの作品群にまずは驚かされました。


人間国宝の人形の数々に、ただ感心して見惚れるばかり。
素晴らしい作品ばかりでした。

中国・元(13〜14世紀)時代の染付、「染付花卉文瓶」
やはり、心打つ作品だ。良いものを観ることで、感性が磨かれる。


元首相・細川さんの作品常設コーナーの向こうには北大路魯山人の椿の大鉢が。

◎すべて見終わった後、人間国宝美術館館主 山口伸廣氏作の純金茶碗「秀吉」で、御抹茶をいただきました。