青森にて7・・・たわわに実るリンゴの木そして新渡戸記念館。

リンゴの実る様子が見たくて息子にお願いしておきました。リンゴ栽培地はちょっと遠いけれどリンゴ園はいくつかあるからと、十和田の町なかにある場所で車を停車してくれました。長野県の松本が故郷の私。実家の近くにリンゴ園がありましたので、たわわに実るリンゴの風景を見ると心躍ります。

その後は、前夜観光案内のパンフレットで見つけた新渡戸稲造の記念館に。昨夜「行きたいなー」と希望しておいたのですが、案内してもらい嬉しく思いました。
素晴らしいコレクションが並ぶ、新渡戸記念館をじっくりと見学。二階には、カナダのバンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学の構内に造られている、本格的な日本庭園、『新渡戸稲造記念庭園』が紹介されていました。
カナダのこの場所は数年前にタクシーをチャーターして庭巡りの取材をした時に見学しましたので、その時の感動も蘇りました。
入口の係りの方にお話しすると、「そんな人はめったにいない」と、感心されました。
私にとって、こうして記念館を見学することは、とても嬉しいサプライズでした。 
杉木立などを背景に、風格のある様子にまずは驚きました。振り向くと後ろには巨大な鳥居があります。

真ん中が父十次郎、左が稲造、右が祖父傳の像。

記念館の説明書によりますと、1925年に稲造博士から三本木文化向上のためにと贈られた、およそ1万冊の蔵書をもとに建てられたものが「私設新渡戸文庫」で、それを継承して1965年に創設されたのが『十和田市立新渡戸記念館』だそうです。
一階は祖父の傳と父の十次郎が中心となって行った三本木原開拓の資料と新渡戸家伝来の武具、兵法資料などが並び、二階には
稲造博士の蔵書や遺品の数々が展示されています。


庭園はあちこちにさりげなくあり、初夏の頃は花々がにぎやかでしょう。

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周りの景色に溶け込む素敵な佇まいの記念館。沢山の方に訪ねていただきたいと思いました。
特に若い方。歴史の流れの中での事実を知るために。


左が父十次郎、真ん中が祖父傳で、右が稲造のお墓。