6月11日(月)
松江市八束町にある「大根島」は、江戸時代から続く、ボタンと雲州人参の産地として知られています。
由志園www.yuushien.com/
は、池泉回遊式日本庭園と室内では一年中牡丹の花が楽しめます。
四季折々楽しめるこの庭園、ずーと以前から、いつかは行ってみたいと思っていましたので、その巡る季節の中、様々な変化もあり、一番良い状態となったまさに今、こうしてついに訪ねる時を迎えたのでした。
松江藩七代藩主、松平治郷(不味公)の高麗人参栽培の200年祭を記念しての「御種人参茶房」は、江戸時代の人参方役所の長屋門を復元したという立派なもの。そこで人参茶と歴史の話をお聞きして庭へ。
庭園部管理課長の菅沼大介さんが、大雨の中案内して下さいました。
ありがとうございました。
苔の美しさに感動しました。
雨なので艶めいていっそう美しく感じられます。
歩を進めながら池泉回遊式日本庭園を心行くまで楽しむことが出来ました。
菖蒲も咲いています。
(牡丹の館)
「ボタンの館」は、庭園デザイナーの、石原和幸氏のプロデュースによるものとのこと。
石原さんの庭園の実物を、イギリスのチェルシーフラワーショーやハウステンボスで拝見して、
その感性と技の素晴らしさに注目していましたので、どのように表現されているかが、とても楽しみで、期待しました。
冷蔵庫で開花調節をして、一年中牡丹を楽しめる。
チェルシーフラワーショウではそれぞれのブースでこの開花調節が行われているとの説明がされましたので、
こうして華麗に咲く牡丹の花を目の当たりにして、素直に素晴らしいと感じました。
こうした狭くて小さな場所にも、隅々まで心配りがされているのが、石原さんの特徴かと思いながら、苔の愛らしさ見事さも鑑賞しました。とにかく人が多くて。でも自分もその一人ですので・・・
大変貴重な蘭や万年青も絵画的に飾られていて、密度濃く何倍も楽しめます。
濃いピンクのアジサイがさりげなく使われていました。
違和感なく、かえって季節感が感じられました。
景色のよい素晴らしい部屋でのご馳走の昼食の後はフリー。
皆様お買いもの。
私はTさんと、大雨の中今度は左側から庭に入って、
菖蒲の庭など、先程見られなかった庭園部分を鑑賞しました。
池泉回遊式日本庭園を心から楽しませていただきました。
帰りに霧で先が見えなくなり焦りましたが無事戻り、まだ時間がありましたので、庭の見えるレストランでゆっくりと、アイス・ミルクティーをいただきました。
(出雲なんきん)
ボタンの館に入る手前に、他と異なる雰囲気の展示がありました。
この日は沢山の観光客がいて、確かめることができないので、
とにかく写真撮りしておいて大正解でした。
ホームページを見ると、不味公はとてもこの出雲なんきんを愛され、
天井にガラスを張り、月光で金魚を眺められたそうです。
出雲なんきんは、日本三大地金・島根県の天然記念物とのことで、貴重な金魚にこんな形で出会えたのでした。
ハンギングバスケットも、白で統一して、月光を表現されているのかも。