ポタジェを造りましょう


 ポタジェとは、装飾的な野菜畑のこと。苗も出回っていますので今がチャンスです!
ポタジェは野菜をただ一列に植えるのではなく、デザインを考えながら植え込みます。
広くなくても大丈夫。我が家のこの写真の場所はたった165㎝×210㎝の場所です。
 何年も都合よく使っています。夫婦二人分の野菜がけっこう収穫できます。南向きの風通しも良い、手前の部分より一段高くて、野菜にとっては絶好の場所です。
こちらからはあまり見えませんが、小道の先にみえるように造ってあります。
 こうして土台部分があらわれた時、何を植えるか考えるのはとても楽しい時間です。
選んで、植えて、育てて、味わう。この楽しみを是非!!

 幾何学模様にデザインしたこの、可愛くて便利なポタジェの造り方をご紹介しましょう。
(用意するもの)
レンガ・・・広さに応じての数をそろえる。
ピンコロ・・・ところどころに曲線を描くときに使用。大小あるとめりはりがつく。
鉢・・・大小2〜3個。大の上に小を載せて一番上には上に伸びるローズマリーとか月桂樹の小さな苗を植える。
小石・・・鉢のまわりに置く。
(造り方)
1)簡単なデザイン画を描きます。それでレンガなどの数が決まります。 場所が決まったらまずは土作りです。土を30㎝以上掘り起こして堆肥とか腐葉土など有機物をくわえ、土の団粒化をはかり、排水性と通気性の良い土にします。この時苦土石灰も必要量加えます。
2)元肥を全体に施し、全体を平らに整地します。
3)そこにデザイン画どおりに線引きし、レンガとピンコロを置きます。
4)さー苗を植えましょう。まとまるコツは紫キャベツなど四隅に目立つ野菜を植えること。また四隅の角に常緑の刈り込みに堪える木を、大きくならないよう丸く刈りこんでおくと、体裁が整います。私は新芽が黄色くなる矮性のマサキを植えています。種まきも今なら間に合います。でも一日でも違うのですぐに!!
 小松菜、ミズナ、ホウレンソウ、冬菜など。冬の間の収穫が楽しみです。
 ただ、ありすぎても困りもの。ホームセンターなどに行くと、冬野菜のための苗がそろっています。それを植えるのも良いですね。

◎写真のプラントベッドの野菜の苗は松永さんにいただいたもの。右奥の土の上の白いものは掘ったばかりの食用の百合の球根です。今年の夏はオレンジ色の素晴らしい花を楽しみました。百合根は料理に使ってもよいし来年のために植えても。
 土は部分的に深く掘り生ごみそして土、ミミズを入れて土作りしています。このミミズはずっと以前に、Sさんが仕事で腐葉土を作っていた際に使用したもので、いただいた土に入っていました。