グラースで香水を作る


 昼食後グラースのフラゴナール香水工場を訪ね、参加者全員が世界で一つのオリジナル香水に挑戦しました。
 あらかじめ用意されたエプロンをして、授業が始まりました。予定は90分です。
 ベイスとしてエタノールで薄めたオレンジとレモンそしてベルガモツトのエッセンシャル・オイルをそれぞれ25ccずつビーカーに入れてから容器に移します。
 一つずつ細い紙の先に浸してその香りの印象を述べるという授業です。
 そこに今度はそれぞれのスポイトでマンダリン、ネロリ、プチグレイン(ビターオレンジの葉と茎)、ベルベーヌ、ローズマリー、ラヴェンダーのエッセンシャル・オイルを1ccずつ加えます。
 それぞれの印象がたずねられます。
 全員が間違いのないように、よく考えられた授業です。
 次は好みで追加をします。
 私は大好きなネロリをたっぷり加え、マンダリン、ベルベーヌ、ベルガモツト、ラヴェンダーを少し加えました。
◎金色の蓋のものが出来上がりです。心とろかすような香り。しかもしつこさがないさっぱりとしたオーデコロンです。名前用のシールまで付いていて、数日後「Citrus de Coted`Azur'コートダジュールシトラス」と名付けました。シトラスとは柑橘類のことです。