まるで絵のような家。若草物語のオルコットの一家が住んでいた家です。北米のその地を今年の6月に訪ねました。
土地を買ったときには果樹園だったとのこと。敷地にはリンゴの木がありました。玄関までのアプローチはギボウシ、左側の壁にはホップが植えてあり、写真の左側奥に少し見える小さなハーブ・ガーデンには、フィヴァフュー、バレリアン、キャットニップ、ダイアンサスなどが植えてありました。部屋の中は当時のままに保存されていて、家族で劇をしたというその小物の箱とか、メグの結婚式をしたという部屋などを見ると、主がいない寒い空気が残るのみという感じがしましたが、窓辺の直筆の原稿やナスタチゥムのツルや蕾や花がカラフルに描かれたものや白いカラーの花の絵がとても美しくて、親しみを感ずることができました。
