ハーブ染めの毛糸で編んだセーター


 姉熊井明子との共著『ハーブ&ポプリ英国風の楽しみ方』主婦の友社刊(1989年)の英国ロケの時には、あらかじめ沢山の作品を用意して渡英しました。
毎日ハーブ染めしてためた毛糸で、作っていただいたセーターは、20年以上過ぎた今もきれいな色。友人の工藤万里子さん作です。撮影はヨークシャーの牧場の石垣の上。羊がのんびりと草を食み白い雲が浮かんでいました。
  前身ごろはミントの鉄媒染、緑色はカモマイルの銅媒染、袖のグレーはセンティッド・ゼラニウムの鉄媒染、ゴム編みのところはセージで鉄媒染です。
  赤色とオレンジ色はアカネ染めでこれは染色専門店で材料購入。それ以外のものは庭のハーブを使いました。
胸元のシルク・オーガンジーはヒースの花付きの枝を煮出して染液を作りアルミ媒染したものです。