快晴、でもとても寒い。金魚は薄氷の張った池の中でじっとしています。
メジロが足しげく通ってきます。
まだ庭に巣を作ったことはありません。
もうずーと以前の事、二軒先隣りの友人宅の居間のすぐ前の白樺の木にメジロが巣を作り、
「今雛が巣から飛び立とうとしているの。見に来ない?」
とお電話をいただき、すぐにでかけました。
居間のガラス戸越しに息をひそめて眺めます。
まずはその小ささに驚き。
そんなに小さいのに近くの塀の上まで飛んで。親の鳴き声に答えるかのようにまたその先へと消えてゆきました。
声をかけて下さり、メジロの雛の巣立ちを共に見ることが出来た幸せ、そんな友人がいることに感謝したのでした。