2015年イギリスの旅・・・7月15日 ワイト島のカリスブルック城

旅の前に、英文学者のD先生に、
「ワイト島はテニソンが住み有名な詩を書いている。チャールズ一世が幽閉されたカリスブルック城は古いお城でキーツも訪れている。ここのチャペルの装飾も素晴らしい。ワイト島はパラダイスです」とお聞きし、
花友の純子さんもずっと以前に訪ねたことがあるとのこと。
初めての場所だけにどんなところなのかと、想像しながら出かけたのでした。


カリスブルック城の城門の雰囲気が素晴らしい。
チャールズ一世は内戦及びピューリタン革命で1649年1月に公開処刑されましたが、
1647年11月から1648年12月まで、このお城に幽閉されていました。






1899年、チャールズ一世没後250年を記念して建設された、
聖ニコラス教会。


教会の裏には、ヴィクトリア女王の愛し信頼した末娘ベアトリス王女が造った庭があります。
このお城はベアトリス王女が住んでいたそうです。



聖ニコラス教会を背景に、整然と造られた花盛りの花園。
ラヴェンダーが真っ盛り。噴水の池には睡蓮が。
左上の砦の上を歩いている人の姿が見える。



幽閉されていた建物に移動。
何と入り口に地震計があり、日本で20年も研究していた地震学者がいたとのこと。
奥様は日本人とのことで、上の部屋では、その関係の沢山の写真があり映像でも紹介されていました。



親切にいろいろと丁寧に説明してくださったPETRIEさんは奥様のポーリンさんと受付でお仕事をされています。




ベアトリス王女。




チャールズ一世の寝室の入口の格調高いステンドグラス。
薔薇、スズランなどの花々。なぜこのようにデザインされているのか、謎解きしたい花々。



チャールズ一世の寝室。右の細い小窓から、こっそり見ながらミサをきいたり、
下の教会の様子を眺めていたという。




壁にかけられたチャールズ一世の姿の絵。
窓が映りこんでいる。
最初にご紹介した城門と同じでしょう。
愛犬もいたんですね。



チャールズ一世は右側の寝室からこのセントピーター教会を覗いたいたという。
ビショップが住むようになり、階段が造られ、今は手前は展示の部屋になっています。



外に出てから、荷物の番をしながら交代で、まずは我々姉妹。急な階段を上がり城壁に上りました。
城壁は一周できるようでしたが、とても高くてぶるぶる。
辺りを見まわし下りてきました。
次の機会には、勇気を出して一周したいと思っています。
柏尾さんは後ろの旗の所まで行ったんですって。
古井戸があったそうです。



始めに見学した、聖ニコラス教会が下に小さく見える。
その向こう側に素晴らしい庭がある。



城壁の下は入口の城門へと続く道。