隅田川七福神めぐり

昨日は風はありましたが快晴。隅田川七福神めぐりをしてまいりました。

福禄寿尊(百花園)
最初は、読売新聞夕刊第一金曜日の連載『桐原春子のはな紀行』の来年の記事のための取材が目的でした。ところが向島百花園には福禄寿尊があることを知り、一月四日が園の初日でもあるので、この日に訪ね七福神めぐりもしてみようかしらと思いついたのでした。
10時少し前到着。シモバシラの氷の花の写真撮りのために、溶けないうちにまずは係りの方にその場所を教えてもらい撮影。その後、にっこりと笑みを浮かべていらっしゃる福禄寿尊をお参りしました。茶店の前の椅子は七福神めぐりの団体の方々でにぎわっていて、私もそこに座り美味しい甘酒をふーふーしながらすすりました。
庭は冬姿が風流で、来てよかったと思いました。
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1時間ほど後に帰る頃、振り向いて入口の部分を撮りました。皆様にこにこと楽しそうです。伝統的な門松がいいなーと思いました。
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寿老神(白髭神社
何人かの人が先にと歩いてゆきますので後をついていきました。そして途中で少し心配になりすれ違った方に場所をたずねると、白髭神社は右側のすぐそばにありました。 入口に猿まわしが二匹の猿で皆を楽しませていました。お参りしてから御朱印までかなりの時間がかかりました。
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それから強風の中けっこう歩き、長命寺の桜餅屋さんでひと休み。

弁財天(長命寺
ここでは驚くほどの長蛇の列。老若男女が静かにお参りの順番を待っています。右側で人が覗き込んでいるような場所が御朱印を揮毫していただく場所です。

御朱印を揮毫してくださるありがたい姿を撮影をしても良いかお聞きすると、「それでは帽子をとりましょう」と脱いでくださり、恐縮するやらありがたいやら。

布袋尊弘福寺
すぐお隣りが弘福寺です。このお寺の前には団体客のツアーコンダクターの背広の男性が2人いて「このすぐ先3〜4分の所に三囲神社がありますよ〜」と声をかけていて、私も迷わずそのまま次へ。
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途中干支にちなむ可愛い置物などの店がありました。蛇の置物がずらりと並んでいました。


大國神・恵比寿神(三囲神社)
今まで一番の長い列。中の様子を見るために列の左側を抜けて先に進みました。
 
左に曲がると別のほんの少しの列の場所があり、そこに大國神と恵比寿神が祀られていました。
長命寺までの道が寒くてきつかったので、無理に七つめぐらず来年に残りをなどと消極的な気持ちが湧いていたのですが、この三囲神社には福神が二つもありましたので、いっきに残るは一つ多聞寺の毘沙門天のみとなりました。

三囲神社の入口で達成感で興奮気味の壮年男女の方々に、私はあと一つなのと声をかけると、
「我々は団体で多聞寺に10時に集合して七福神めぐりしてきたよ。全部で3時間少しはかかったかな。あんたスポーツシューズだから、さっさと歩けば多聞寺はすぐだよ。一人で歩いているの?」とびっくり顔の男性。
「同じ道を戻るのはちょっと・・・。あと一つだから東京スカイツリー駅から鐘ヶ淵駅まで電車に乗ってそこから歩こうと思っているんです」と私。
「その方がいいわよ。ほらそこに東京スカイツリーがあるでしょう。その下が駅。電車は後ろに乗ったら便利よ」と女性。
ありがたいアドヴァイス!

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食事の場所を探しながらうろうろ。東京スカイツリーを見上げてからソラマチの七階で食事。地下3階の駅から乗車し、曳舟で乗り換えで鐘ヶ淵まで。
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毘沙門天(多聞寺)
普通は七福神めぐりの最初となるお寺ですので3時過ぎると人の姿もちらほらで、御朱印も並ばずにいただけました。
駅までの道が結構きつい。日頃もっと鍛えないとと反省。

いただいた縁起の良い御朱印。大切に致します。

途中でいただいた隅田川七福会のパンフレットに七福神めぐりの分かりやすい解説がされていました。
江戸の昔から人々のお正月の楽しみとなってきたとのことで、私もとても楽しませていただき、感謝の気持ちでいっぱいでした。来年は浅草名所七福神コースを歩きたくなりました。