七月大歌舞伎の千穐楽観てきました。

家を9:15分に出て、10:30には新橋演舞場で記念写真を撮っておりました。
11時開演の昼の部の演目は、スーパー歌舞伎ヤマトタケル』でした。

七月大歌舞伎は六月に続き、
二代目市川猿翁
四代目市川猿之助
九代目市川中車
の襲名披露、
五代目市川團子の初舞台でした。
六月の夜の部のスーパー歌舞伎ヤマトタケル』が、七月には昼の部に演じられるために、
この記念すべき襲名披露の歴史的ともいえる時間を二か月に渡り共有する喜びを味わうことが出来ました。
猿之助さんの常に切れの良い演技。どこにあれだけの体力があるのかしらと思うくらいの長丁場をものともしないで演じきりました。
声が良く通り、体中から猿之助襲名の喜びがあふれていて、これからもずっと注目したい方だなと思いました。
四代目市川猿之助と九代目市川中車お二人の、劇中口上は、心にひびくものでした。
中車さんの帝は、この日のために用意されたような良い役だったと思いました。
ワカタケルを演じた團子さんも初舞台を立派に務めました。
親子そして夫婦の愛が大きなテーマ、そこに主従の心もからみ、涙あり笑いあり、メリハリのある実に楽しいスーパー歌舞伎ヤマトタケル』でした。
カーテンコールは2回も続き、会場の盛り上がりはもう最高でした。
テレビカメラが何台も入っていましたので、きっとそのうちに放映されることでしょう。

◎一幕、二幕、三幕、どの場面も迫力がありましたが、今回初めてのものが第二幕の、赤い旗を使った火と火の勝負の場面でした。観ていて涙が出てきたのには自分でも驚きました。火の粉のはじける様を人間が次々と演ずる様子も、帰宅して読んだ解説により、中国京劇俳優の出演を得てさらにグレードアップされていることがわかりました。

◎私が首にかけているものは、先日作ったハーブ染めのシルクのコサージュとショールです。


休憩時間に福山雅治さんの素晴らしい幕が披露されました。 
観客は若い方もお年を召した方もおり、そのほとんどが女性。皆様お洒落をしていました。着物姿も多かったです。