平成中村座、観てきました

明日が千穐楽の浅草・平成中村座の四月大歌舞伎。本日11時よりの午前の部の『法界坊』を観てまいりました。
11時8分前に到着。当日券は前の人で売り切れ、「補助椅子でも良いですか?」ときかれ、初めてそこで鑑賞。なかなか良い場所でした!


法界坊の勘三郎さん、道具屋甚三郎の橋之助さん、手代要助の勘九郎さん、野分姫の七之助さん、娘お組の扇雀さん、番頭正八の片岡亀蔵さん、山崎屋勘十郎の笹野高史さん・・・と、役者揃い。
 とにかく、こんなに大笑いしたことがないというほどの可笑しさ。非常に娯楽色の強いものでした。舞台は満月あり、ロウソクの明かりあり、暗闇あり、隅田川の川べりの桜満開ありとめまぐるしく変化。桜の花の美しさのなか、向こうの壁が開いて隅田川の風景が見える演出は、何度見ても感激でした。途中隣の老婦人と「なかむらや!」と掛け声もかけて満足。
 勘三郎さんはとてもお元気で舞台を動き回りセリフも休む間もなし。終わったと思ったら2回も全員揃うカーテンコールそして最後には勘三郎さんのご挨拶もあり、観客は大満足で帰宅の途についたのでした。

最後の場面、舞台で投げられた紙テープはこげ茶色。桜の花びらは舞台の天井から下へびっくりするほどどっさりと落とされ・・・、風で舞ったものを前に行っていただいてきました。