じっくり時間をかけて作るポプリの楽しみ。

 
 20年前に出版した『ハーブ・四季の香り』(誠文堂新光社)は、私の7冊目の本でした。
 編集者は早崎勇さん、撮影は大川文雄さん、イラストは長峰友紀さんで、好きなことを好きなだけ自由にやらせていただいたものでした。
 すぐに増刷され、その後ハーブ関係の著書をこの出版社で何冊も出すことになった記念すべき最初の、アイディア満載の本です。庭はまもなく40年目となりますが当時の20年目の庭は、今はない木々もあり、頁をめくると感慨深いものがあります。
 55頁ではふんわりとした穂を使ったポプリを紹介しました。コスタボダのガラスの大ぶりな容器に、チガヤやイケマ、ラグラスなどを使って夢のようなポプリを作りました。


 あわてないでゆっくりとフンワリの材料集めと材料作り。数日前に摘んだクレマチスの花と穂は、エアコンの温風が届く場所に置いて、たちまち、いっそうフンワリとなりました。


 大好きなコスタボダの大きな容器。材料がそろったら20年ぶりに、このガラスの容器にフンワリ・ホワホワのポプリを作りたいなと思っています。そう考えるとワクワクしてきます。今一番欲しいのは、イケマです。