六代目中村勘九郎襲名披露・歌舞伎へ

新橋演舞場の、本日が千穐楽の六代目中村勘九郎襲名披露・歌舞伎を姉と観てまいりました。

席は一階3列11番というとびきり良い席を高柳さんがとってくださり、おかげで、「土蜘」では、勘九郎さんの額に汗のつぶを光らせながらの見得を切る姿や眼球の動きの一部始終をじっくり観察できました。また番卒役は吉右衛門さん、仁左衛門さん、勘三郎さんという役者揃いのサービスぶりで、お祭りのようなウキウキした気持ちになりました。「鳴神」では七之助さん扮する絶間姫のほれぼれする絶世の美女ぶりに、ぴったりの役柄だなと見惚れました。橋之助さん扮する鳴神上人の破戒の過程が見事。姫の魅力に取りつかれた前半は二人の人間味あふれる色艶の表現に魅了され、後半は怒り狂いながら行う見得が勢いを感じさせました。「河内山」では、仁左衛門さんの偽僧侶ぶりが、楽しめました。姪の美恵にもらったお気に入りのコートを着ていきました。これで丁度の陽気でした。

六代目中村勘九郎襲名披露・歌舞伎

場内には、記念の様々なグッズや写真が売られ、壁には襲名披露記念に沢山の絵馬が展示されました。これはその一部です。