ガウディーの作品からヒントを得て


 スペインのバルセロナに行った時、アントニオ・ガウディーのいまだ建築進行中のサグラダ・ファミリア聖堂や公園になっているグエル公園を訪ねました。グエル公園の奇抜さはあっけにとられるほどでしたが、壁面の砕いたタイルによる装飾の美しさはたぐい稀なものでした。
 ところで大切にしている器など割ってしまったことはありませんか。私は捨てられずにとっておいたものがあり、スペインから帰って考えたことは、タイルの代わりにこれらを使い何かを作ること。
 そして出来上がったのがこの飾り鉢。素焼きの鉢を粘土で覆い、まだ柔らかいうちにかけらを押し込みます。貝殻やビーズも使いました。竹串で周りに飾り穴を作って出来上がり。この鉢の場合は四面ありますので、がらり違った模様にしてあります。