花束の中のロサ・ギガンテア


昨日の花の中でまだ香らない蕾だったロサ・ギガンテアが今朝咲いていました。
さっそく香りを確かめました。
これぞ至福のひと時。


少し開きかけたもの。
ギガンテア独特のティーの香りが強いです。
渋みさえ感じられます。

先に咲いたこの花はすでに香りが変化して、奥の方に甘さのようなものも感じられます。
ジャパン ハーブ ソサエティーの会報誌『The Herbs』 №261に掲載された香りの専門家・中村祥二氏と蓬田勝之氏の記事によりますと、ロサ・ギガンテアの香りは、「グリーンノートとややフェノリックなスパイシー・パウダリーとバイオレット・ウッディーノートがミックスした特徴ある香りをもつ」と表現されています。
「バイオレットと紅茶ようのソフトな快い香り」とも。

この花の場合、まろやかさが感じられ上のものと違い、確かに鼻に残るのは、あのスイートヴァイオレットの花の香りを感じるものでした。

バラの種類の中でティーの香りがするものがあります。
それはこのロサ・ギガンテアがそれらモダンローズのティーの香りに影響しているのです。
そのティーの香りが、紅茶のラプサンスーチョンの香りに良く似ていると発見したのは3年前のこと。
年数が経ち独特の強い匂いが抜けていたのが良かったのかもしれません。

◎昨年は室内に飾った開きかけの一輪だけ蜜のような甘い香りのものがありました。
様々なタイミングがあるのだと思います。
今年はどうでしょうか・・・。



バラの香りはこうして夜、朝、昼間、その時々の状態での香りを確かめます。
ロサ・ギガンテ


夜12時近く。この時はこの状態が一番香りました。