ウラシマソウ

この摩訶不思議な形の花がウラシマソウです。サトイモ科の多年草です。
昨日ホワイトガーデンの手入れをしていたら、シャクナゲの下で咲いているのを見付けました。そういえば数年前、はす向かいの齋藤さんからいただいて植えたのでした。あれいらい初めての開花です。

花序は上部が糸の状態で、測ってみると55cmもあり、その先は地面にふれそうになっていました。もっと生長するのでしょうね。上に向かって伸びているちょろレート色の紐のようなものがそれで、先はしだいに細くなり糸のようになっています。
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糸状のものは20cm伸びて仏炎苞という名前の苞葉にひっかかり、その先35cm垂れていました。
この糸により浦島太郎をイメージして名付けられた和名とか。ユーモアのある方ですね。男性かな?
 以前、鎌倉在住のAさん宅を訪ねた時、玄関にこの花が飾られていました。ちょうどシャガが咲いている時期でした。大好きな花とお聞きして、それまでなんだか不気味で怖い印象の花だったのに、親しみを感じた一瞬でした。
 幼い頃、父が庭で栽培していて、見るたびに怖くて、好きになれなかった花だったのです。