林望先生の「謹訳源氏物語の講座 第10回」

所要で2回出席できませんでしたので、本日はとても楽しみでした。

寒くても緑が残る庭や軒下の花やハーブを摘んで、手の平にのるほどの小さな香りの花束タッジー・マッジーを作りました。
リンボウさんはどんな香りがお好きなのかしらと思いながら、真ん中に水仙の‘ガリル’と、クレマチス・シルホサ、周りに、リンゴの香りのアップルミント、レモンの香りのレモンヴァービーナ、バラの香りのローズゼラニウムを添えて、咲き始めた色の濃いローズマリーの小枝も使いました。ローズマリーは記憶力に関係するハーブで、古代ギリシア時代から記憶や想い出の象徴とされ学生たちは髪に挿したといわれます。
 
講座の前に御挨拶し、タッジー・マッジーをプレゼント。
久しぶりお会いできて、とっても嬉しかったです。
「この花は何ですか?」
クレマチスのシルホサという冬咲きのクレマチスです」
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本日のテーマは「源氏物語における死」。
源氏物語は、女性の死の物語でもある。男性の場合は柏木は例外だが死が出てこない。
概略説明の後、レジュメに従い、次の解説をしていただきました。
葵上の死去『葵』
六条の御息所の死去 『澪標』
藤壺の死去 『薄雲』
柏木の死去 『柏木』
いつものごとく、1時間30分はあっという間に過ぎました。
先生のこの講座、あと何回続くのでしょう。
毎回、頭も心も満足して帰途につく私です。

「謹訳源氏物語の講座」、次回のお問い合わせは、0120-861-094にどうぞ。(いきいきサービスセンター)

祥伝社創立40周年記念作品として刊行されている、『謹訳源氏物語』の九巻が刊行されました。
全十巻の九巻目です。
頁を開くのがとても楽しみです。
 林望さんの『謹訳源氏物語』は、男性の目を通してのものなので、また独特の面白さがあるように思います。
読みやすく、わかりやすいのです。
是非沢山の方にお読みいただきたいと思います。

林望さんの公式ホームページはwww.rymbow.com/

祥伝社はwww.shodensha.co.jp/genji/news.html です。