香りを確かめるために、庭の花綱にからむロサ・ギガンテアの花を摘んできました。
蕾、咲いたばかりと真っ盛りの雄蕊の先がオレンジがかった黄色のもの、雄蕊の先が茶色に変化したものなど。
「この香りどう思う?雄蕊の先が茶色になるとかおりがほんのりだから、咲いたばかりのものかいでみて!どこかでかいだような香り。でも何って言えないのよね」
「このバラは、いわゆる花のような甘い香りではないんだね」
「ダマスクとかガリカ・ローズは香りがとてもわかりやすいけれど、このバラは菫と紅茶の香りといわれているの。でも私たちが毎日飲んでいるアッサム・ティーの香りではないのよね。もしかしてラプサンスーチョンなのかしら」
「あれはクレオソートのような香りだからね。このバラの香りは紅茶を古くしてかびさせた様な香りだよ」
「それだったらラブサンスーチョンかも。あっ、ちょっと待って。以前J(長男)がプレゼントしてくれたのがまだあるのよ」
私、蓋を開けてかぐ。
「あーこの香りだわ!ほら!」
「そうだねー。強くないけれどあの何かなという香りはこの香りがうんと薄くなった香りだねー」
「ラブサンスーチョンの後で香りを聞くと、花の香りに甘さが感じられるのが不思議だわー」
