11月歌舞伎・平成中村座

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「こちらからお入りください」入口で誘導されて。
浅草駅から徒歩12分です。
ただ今10:45。開演15分前です。入口左側に、スカイツリーが見えました。

入口でお弁当を買いイヤホンガイドを借りました。
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先週初め電話で問い合わせて、2階の左2列16番を購入できました。
とても良い席でラッキー。役者の汗まではっきり見えました。

『双蝶々曲輪日記』(角力場)・・・新悟演ずる遊女吾妻、橋之助演ずる人気力士の濡髪長五郎、素人力士の放駒長吉と贔屓の客山崎屋与五郎演ずる勘太郎。力士の迫力の違い、対照的な着物のいろどりに注目しました。
『お祭り』・・・鳶頭の鶴松を演ずる勘三郎の元気な姿を観て、観客はどれほど嬉しかったことでしょう。途中で舞台の正面の壁がなくなり、隅田川と紅葉の木々、スカイツリーを見せた趣向には思わずほーとどよめきが!
大向こうからの「まってました!」の掛け声もタイミングが良かったです。
義経千本桜』・・・『菅原伝授手習鑑』、『仮名手本忠臣蔵』と並び『義経千本桜』は三大名作の一つ。橋之助勘太郎、孝太郎、七之助がそれぞれ丁寧に演じ、仁左衛門の渡海屋の主人銀平から平家再興の機会を待っていた新中納言知盛への変化そして最後入水するまでがドラマチックに演じられました。
 平成中村座はいっぱいのひと。ほぼ女性が占め、口々に「良かったわね」と言いながら帰途につく姿がありました。