イギリス&フランスの旅日記2014年5月・・・2

白馬を見終わり、何か一か所庭園を見たい。
「Basildon Houseという素敵な館があるけれど、ちょっと遠いのよ」と柏尾さん。
Reading発14:34には、まだ間があり、その庭はそのレディングにあり、ナショナル・トラストなので、そこでお昼も食べることにして出発。
「通り道なのでテムズ川の上流の素敵な景色を車から見ながら」と、柏尾さん。
二枚を選ぶと、


水の流れの素晴らしさ。ゆっくりと過ごしたい場所でした。



バジルドン・パークに着きました。
ナショナル・トラストのチケット売り場。


中に入ってびっくり。
出発前にNHK総合日曜日夜の放送が始まった『ダウントン・アビー』の撮影場所だったのです。
すぐにこの物語がどこで撮影されたのか調べたのですが良くわからずそのまま出発。
こうして中に入ると、私の行きたかった場所だった!
なんというシンクロニシティー。
柏尾さん、ありがとう。
この写真は2013年に撮影された、クリスマスの場面だそうです。
後に調べてわかったのですが、建物そのものや庭はバークシャーのハイクレア城が使われていました。

「春さん可愛い木彫りがあるわよ!」
館に進むうっそうと茂る木々の下に、次々と現れる、ウサギやリスなどの、存在感のある素敵な木彫りのあるベンチ。
これだけで、雰囲気ががらりと変わるものだなあ。
自分でも彫ってみたくなりました。


フィラデルフゥスの良い香り。小雨後に少し止み、その後大雨。

私は入口で傘をお借りしました。

林を抜けると、美しい館が見えてきました。その堂々たるたたずまいに見とれてしまいます。
ここは映画の『プライドと偏見』の撮影でも使われた場所でした。

一番奥にあるローズガーデン。
女性らしい、優しさのあるローズガーデンは、真っ盛りの時期を迎えていました。


食事をする建物の脇の部分。この緑のいろいろがとても魅力的。シェイド・ガーデンのお手本になりますね。

本日のスープと紅茶を注文。



タクシーでレディング駅へ。
まもなく、電車が到着します。
これからロンドン・パディントン駅発のこの電車で、終点のペンザンスまで約5時間です。
ところがなんと席がダブルブッキングで、ロンドンからの親子連れが座っていました。車掌が違う席を探してくれ移動。まったく気づかなかったのですが、この車両は仕事する人専用のものですよと隣りの方に注意されて、おしゃべりもままならないことに、気づかされました。
でも外の8ヶ月ぶりの懐かしい風景や、羊や牛の姿、土の赤さや海の色、雲の形などに感動しながらなんとか楽しく過ごし、やがてお隣の若い女性がプリマスで下車してからは、やっと緊張がほぐれて、楽しいおしゃべりができたのでした。

「ここから、コーンウォール」の橋。
いっきに心はコーンウォールになります。