八月納涼歌舞伎鑑賞

昨日は、八月納涼歌舞伎の千穐楽鑑賞にでかけました。「歌舞伎座 新開場 こけらおとし」です。

第一部は
『野崎村』と『春興鏡獅子』でした。
あちこちからかけごえがかかり、場が盛り上がりました。
『野崎村』は、七之助さん演ずるお染めのひたすらな気持ちがよくあらわれ、ほっそりとした姿に、若さゆえの美しさが目立ちました。
いっぽう、福助さん演ずるお光のやりきれない切ない運命は、わかりやすく、周りではハンカチを目に当てる方も多く、又、結局は良い思いをする扇雀さん演ずる久松の姿は、きっとこの先何かあるに違いないという思いがよぎるものでした。
周り舞台なども駆使されて、わかりやすく表現されていました。
紅白の梅の花が鮮やかな舞台は、シンプルでありながら、お光の水色や緑色の着物に描かれている、白梅模様に、非常に凝ったものが感じられました。一枝の白梅も大事な小道具でした。
『春興鏡獅子』
七之助さん演ずる、小姓弥生後に獅子の精は、しとやかで華麗な姿から一転、獅子の精となっての豪快ぶりに、拍手喝采
◎Tさんのお陰で良い席に座れて、役者の細かな表情などをじっくり鑑賞できました。
いつもありがとうございます。

30分前には到着。大変な盛況ぶりでした。