窓辺にて


 気持ちがいいなあ!
秋の日差しがふりそそぎ、ボクはすでに夢見心地。
 ママがシェルシーカーズ(ロザムンド・ピルチャー)を読み終えた。昨夜は最後のところで涙ぐんでいたよ。
「あー、面白かった!今年訪ねたセント・アイヴスがこの本の重要な場所の一つになっているの。ほかにもコッツウォルズやロンドンやスコットランド・・・、皆懐かしい場所。花もハーブもいっぱい出てくるの。何よりも面白かったのは登場人物たちの様々な出来事の描写。親子、姉妹弟、恋人等々。遺産争いの場面では、桐野夏生さんの『魂萌え』が浮かんだわ。次はセプテンバーを読むつもり」と、パパに話していた。