百合


 梅雨の激しい雨をものともせずにユリが咲き続けています。そばに行くと、あまり強すぎない甘く心地良い香り。それは小学生の頃に過ごした南信州・飯田の三穂で見たユリの花を思い出す香り。
 父が三穂中学校校長として赴任し、高校受験のために姉と兄は松本に残り祖母と共に生活。私と弟は父母と三穂へ。校長住宅は山に囲まれた丘の上の広い校庭の隅にあり、そこで小学校4〜6年まで過ごしました。
 お寺にお習字を習いに行ったある日、新しい友達が連れて行ってくれた山奥の堤の横に咲いていたササユリ。それは幼い私の心に強く印象づけられました。ユリはそんな幼い頃の想い出もあり大好きです。
 ユリの花が庭にあると俄然夏の庭が華やかになります。あなたも来年はユリの球根を植えてみたらいかがでしょう。

 *今朝は早起きしてこれから冨山にでかけます。