姉熊井明子とのイギリスの旅 5

ワイト島
7月22日(金)
シャンクリンの街
植物園からホテルにタクシーで戻る途中、光の加減がとても美しいシャンクリンの街中を通りました。



「あっここで止めて!写真を撮りたいの。いいかしら」
「もちろんいいわよ」
ということで、昨年そして昨日の夕方も食事がてら街歩きしたシャンクリンの街の撮影をしました。



光でこうも違うかと思うほどの美しさ。
茅葺の街並みが、華やかなハンギングバスケットなどとともに際立ちます。







昨年は始めてでしたので、柏尾さんが家々の詳しい説明をしてくださいました。


写真撮りしながら上に移動してキーツの滞在したホテルを眺めたり買い物をしたりしてから、
帰途の道へ入っていきました。

それは昨日夕飯後に歩いたホテルへの道より少し上の道でした。
朝見学した「シャンクリンチェイン」の出口の所で、そこには滝へと流れる源流が勢いよく流れ込んでいました。
子供達が気持ちよさそうに水遊び。
横のベンチにはおじいさんが座っています。
写真撮りしている間に、気が付くと姉と柏尾さんはあっというまにその源流の先へ先へと見えなくなっていて、追いながら二手に分かれているところをまずは右に行くとパブで皆さん寛いでいました。

あわてて川に戻ると木々がうっそうと茂る暗い川淵あるのみで薄暗く、急に小さな女の子にかえったみたいな心細い気持ちに。
しかしほどなく川沿いのあの左の奥の道から二人が戻りホッ。源流はまだずーとはるか先に続いているようだとのこと。 


流れを越えた道は右に曲がっていてホテルから遠ざかるので、左方向に進みました。
大きな公園や閉まったばかりの店、美しいホテルなどなどを通り過ぎて、
途中海岸へのおり方が分からないので、
まるで舞台劇の一場面のように、公園で刺繍と編み物をしている若い女性とおばあさんの二人連れに近づき柏尾さんが聞いて下さり、すぐにわかりました。
見せていただいた緻密なクロスステッチにはただ驚くばかり。



すぐ先にあったその海辺からの急坂から男女が息せき切って駆け上がってきました。
「急坂よ!行きはいいけど帰りはもう大変!」
でも思いのほかすぐに海辺に出て、そのまま左に進むと、朝のシャンクリンチェインの入口に到着しました。




ホテルに着くと、
「あの半島の木のあたりに源泉があると思うわ。今あのあたりの手前の所を海辺に下りてきたのよね」
と、姉。



紫色の洋服に着替えてこれから新しいシェフによるホテルでの夕飯です。

cookingとモヤ 

昨日の夕飯は松永さんにいただいたイタリアの巨大なナスとトマトを料理いたしました。ご主人がイタリアの種で育てたこだわりの優れもの。やはりひとあじ違いました。



半分に切ったナスの切り口に浅い切りこみを入れ水に30分程漬けてアク抜きをします。
フライパンにオリーブ油を少々ひき、切り込みを下に二つ並べ、中火でほど良い焼き色がついたら水を少し入れて蓋をして弱火にして蒸し焼き。はしが通ったら出来上がり。味噌に蜂蜜を入れて混ぜたものをのせました。
このナスの味わいと食感の素晴らしさには、おもわずため息が出るほど。



トマトの皮をむいてカットしたら鍋に入れ、中火から弱火にしてコトコトと煮ます。濃厚なトマト100%のスープのできあがり。
今回はありあわせの豚肉に火を通しバジルをのせてからすき焼きのタレをかけましたが、バジルだけのほうがかえって良かったと思う濃厚なお味でした。
のど越しの良い絹豆腐は昼間汗をかいたからでしょうか。しょう油のしょっぱさがヘベスの酸味とともに美味でした。


昨夜のモヤ

あまりの暑さでかわいそう。それに毛玉が手に負えなくなり、今年もまたライオンカットしてもらうことにして、予約しました。